2018年日本ベテランズ国際柔道大会(第15回日本マスターズ柔道大会)は、5月26日・27日の両日、愛媛県松山市の愛媛県武道館に於いて、約600名の選手が参加し、盛大に開催されました。
開会式では、全日本柔道連盟専務理事・中里壮也大会委員長及び日本マスターズ柔道協会・清家春夫名誉会長の挨拶が行われた後、中村時広愛媛県知事、野志克仁松山市長からの祝辞が披露されました。
引き続いて、今大会に出場する80歳以上の功労賞受賞者9名を代表し、山本健夫氏に賞状が贈られました。10回出場表彰では、該当者10名を代表し、井田幹夫氏に賞状と記念品が、5回出場表彰では、該当者38名を代表して大石萬喜夫氏に賞状が贈られました。その後、選手を代表し、大会5連覇中の地元・松山市の川野英二氏が力強く選手宣誓をし、形の競技へと移って行きました。
形の競技は、7つの形に44組が挑戦し、柔の形では香港チームが、講道館護身術ではオーストラリアチームが優勝、海外でも形競技が盛んなことが証明されました。
午後の団体戦には、男子はニュージーランドチームを含む26チーム、女子は5チームが参加、体重無差別の中で、激しい熱戦が繰り広げられました。
男子は、全国レベルの選手をそろえたセキュリティパワーズ(東京)が、柔練会A(混成チーム)を3対0で破り優勝、女子は、篤姫(鹿児島)が、BooFooWoo(和歌山)を2対0で破り優勝しました。
27日には、年齢別・体重別の個人戦が行われ、30歳台~80歳台の選手が、それぞれの目標である優勝や昨年の雪辱を果たすべき、力のこもった熱戦が展開されました。
なお、初日の夜には、マスターズ柔道大会恒例の懇親会が、松山市のホテルメルパルクで開催され、海外5ヶ国からの参加者を含め130名が集合、国際交流が図られるとともに、久しぶりの再会を互いに喜び、健康や柔道談議に花が咲いておりました。
余興では、坂東流師範である清家名誉会長夫人の指導により、「待て」「指導」「技あり」「一本」の動作を取り入れたマスターズ・新五輪音頭を全員が踊り、懇親会は大いに盛り上がりました。
最後に、来年福井大会での再会を約束し、全員で記念写真を撮ってお開きとなりました。
(専務理事 浅田 三男)