2025年日本ベテランズ国際柔道大会(第19回日本マスターズ柔道大会)は、6月14日、15日の両日、鹿児島市の旧鹿児島刑務所跡地に建設された西原商会アリーナで開催されました。九州での大会は、2009年の大分市、2015年の佐賀県嬉野市に続き、3度目の開催となりました。九州の南端での開催で参加人数を心配していましたが、九州全県は勿論、北は北海道から、また海外からも70名、合計660名の参加があり、盛大な大会となりました。
今年から、日本ベテランズ国際柔道大会の主催は、国際柔道連盟から全日本柔道連盟に変更され、開会式では、最初に全日本柔道連盟 西田 孝宏副会長の挨拶に続き、日本マスターズ柔道協会 吉成 隆杜会長、鹿児島県柔道会の鹿倉 貢会長から挨拶が行われました。
その後、今大会に出場する80歳以上の功労賞受賞者12名を代表し茨城県の森川 弘文氏に賞状が贈られました。連続表彰となる15回表彰は、該当者7名を代表して大阪府の中山幸久氏に、10回出場表彰は、該当者8名を代表して神奈川県の清水 勝彦氏に、それぞれ賞状と記念品が贈呈されました。5回出場表彰では、対象者36名を代表し、奈良県の木下 朋俊氏に賞状が贈られました。
その後、出場選手を代表し、鹿児島県柔道会の末吉 貴彦選手から力強い選手宣誓が行われ、最初の形競技が始まりました。形競技は、固めの形を除く6つの形に26組が出場、東南アジアからは香港、タイ、フィリピンからの選手が参加、SEA Games(South East Asian Games) での形競技実施から海外選手の技術の向上が感じられました。
午後からは、団体戦が開催され、男子26チーム、女子10チームが参加、久し振りの団体戦であり、男子は30歳代~70歳代の世代を超えた5人の協力が勝敗に左右すると言うことで大いに盛り上がりました。男子は、日本マスターズ柔道協会・吉成会長率いる「東京柔道BAKA」が、「エネルギーAチーム」を破り念願の優勝。女子は、混合チームの「美闘CLUB」が岐阜県の「チーム・ギフジョシ」を破り優勝しました。
15日は、年齢別・体重別の個人戦が行われ、30歳代~80歳代の選手が、日頃の練習の成果を発揮し、メダル獲得を目指し、力の入った熱戦が展開されていました。大会の結果と全試合のビデオは、日本マスターズ柔道協会HPに掲載します。
14日の夕方から、鹿児島中央駅のくわばら会館にて、鹿児島県知事 塩田 康一様、全日本柔道連盟副会長 中里 壮也様、鹿児島柔道協会の鹿倉 貢様の出席を頂き、総勢94名の懇親会が行われました。鹿児島県の3Sと言われている西郷隆盛、桜島、焼酎の内、なかなか手に入れることが難しい本場鹿児島の焼酎(魔王、村尾、森伊蔵=3M)が鹿倉会長から提供され、鹿児島産の食材を使用した美味しい料理と合わせ、出席者は鹿児島の味を堪能していました。
宴もたけなわとなり、日本国内でも有名な鹿児島民謡「おはら節の」の歌と踊りが披露され、先生指導の下、出席者は輪になって、見よう見まねで踊りを楽しんでいました。
最後に、全員で記念写真を撮影し、来年の大会での再会を約束して、懇親会はお開きとなりました。
(文責 専務理事 浅田 三男)