東海大学の創始者であり、日本で初めて開催された東京オリンピックの柔道競技の会場となった日本武道館の建設に大きく関与した、元(財)日本武道館の会長であった松前重義博士によって、「武道・体育を基盤とした国際的に活躍出来る指導者の育成」を目的に、1984 年に創設され、本年で開校27 年目を迎える、千葉県勝浦市の国際武道大学を訪問した。
同大学の柔道部長である石井兼輔教授(武道学科副学科長)の研究室を当協会の清水正敬会長、小林潔司事務局員が6月2 日(木)午後に訪れ、11 月5 日(土)・6 日(日)の両日に同市の日本武道館研修センターで開催される、第8 回日本マスターズ柔道大会においての競技運営実務について武道大学の学生の、協力要請を願ったものであるが、試合当日は同大学の学園祭の時期と重なってしまうが、マスターズ柔道の理解と、大会競技運営実務の演習は、教育的見地からも大いに意義のあることであると、当協会の申し出が承諾された。
実際に国際武道大学とマスターズ大会の会場となる、日本武道館研修センターを訪問してみると、共に徒歩10 分程度の至近の距離にあって、両施設の建設が松前博士の武道発展の壮大なるグランドデザインの中で、武道の学園都市として複合的相乗効果を狙って意図され、行われたことが容易に理解することができた。 (写真中央が石井兼輔教授)
【記事投稿 理事 小林潔司】