平成28年5月25日に始められた第1回中高年者のための転倒防止(頭を打たない)勉強会は、半年に一回の割合でつづけられ 平成30年12月7日茅ヶ崎市総合体育館(12:30~15:00)第七回勉強会の開催に至る。一般参加者50名と講師アシスタント、茅ヶ崎高校生の楽しい交流の場となる。
本勉強会の特徴は 日常生活で図りえる「体力アップ」と「転び方」をワンセットにした転倒対策を目標としている。転倒の大きな原因には老化による身体機能や 筋力・平行感覚の低下など身体的な要素が関係する。特に高齢者の転倒防止には日常生活の中での改善が強く望まれる。首筋、腹筋、背筋、膝抱込み、足膝回しなど家庭内で出来る体力アップ・基礎運動の重視される一方、転倒が(どうしても)避けられない事態となる場合、いかに転べば 最小限のダメージに抑え込めるか、この訓練の最大の焦点となる。転び方しだいで事故の軽重が問われることに注目される(清水講師)。
転倒に対する瞬間的な転び方(体さばき)を体得するうえで、柔道の受け身ほど卓越した心技は他の武道に類を見ないと実感される。受け身を応用した“転び方”が重大な危険からの脱出を限りなく可能にすることが理解されて来ている(大舘特別講師)。
今回も茅ヶ崎高校より卒業生および現役の柔道部員6名がアシスタントとして参加してくれ参加者との楽しい交流の場になったこと喜んでいる。今後とも社会貢献や福祉の意義が見出せることに期待したい。また転倒防止(転び方)が、より良い理解の場となり柔道底辺の拡大に繋がることが切望されています。
主 催:茅ヶ崎市スポーツ課、茅ヶ崎柔道協会
後 援:日本マスターズ柔道協会
一般参加者:50名
特別講師:大舘 将(鎌倉武徳館大舘道場)、講師:清水勝彦、高橋和裕、岡田淳(敬称略)
アシスタント:西村陽平、佐々木定之、杉山裕也、杉本将和、茅ヶ崎高校柔道部(5名)他
(文責 日本マスターズ柔道協会代表理事)