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概要

masters2019

会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日7柔錬会のメンバー6人を乗せたマイクロバスは、大会前日に明石海峡大橋を渡り、淡路島を越え、四国の徳島を経て愛媛へ向かいました。今回約600名の参加者がありました。一日目は団体戦です。一回戦・二回戦・三回戦と進み、準決勝は修心館と当たり、決勝へと進みましたが、決勝戦ではセキュリティパワーズに敗退しました。1日何試合もすると体力的にダメージが大きかったです。年齢的なものを感じましたが、80歳以上の元気な先生方を見ると、つくづく頭が下がります。私も、体力が続く限り挑戦したいと思います。大会二日目は個人戦です。昨日の疲れがとれないまま、一回戦に出場しました。試合中巴投げを掛けたその時、「グキッ」と大きな音がしましたが、そのまま試合を続け、後で救護の先生にテープ固定をしてもらい、帰路に着きました。帰宅した夜は痛みで一睡も出来ず、次の朝病院でレントゲンを撮ってもらった結果、腓骨骨折でした。痛いはずです。70歳を過ぎて人生初めての骨折だったので、病院の先生はすぐに手術を勧めましたが、柔道を続けたい私は、なるべく自然に治したく、手術をせず治す事に決めましたが、年齢の事もあり、骨がくっつくまでに時間がかかり大変心配しました。おかげさまで骨がずれず無事にくっつき、今は次の開催地福井県に向けて少しずつ練習を始めています。練習が出来なかった間は辛かったです。健康で柔道が出来る事は本当にありがたい事だとつくづく思いました。今回、団体戦で準優勝出来たのも、私達柔練会の監督である中村古先生のおかげだと思っております。表には見えない所で、色々と支えて下さっている事で、この準優勝が出来たと思います。感謝の限りです。柔道愛好家の先生方、これからもお互い頑張っていきましょう。最後になりましたが、大会関係者の皆様大変お世話になりました。お疲れ様でした。形競技の世界「古式の形」で日々を送る宮崎県 見原 道生(古式の形・三位)右側が筆者 私が日本マスターズ大会に出場したのは、兵庫県大会の時からで、この大会に参加して、世の中にはたくさん強い人がいることを思い知らされました。又日本には高齢者でも柔道衣を着て汗を流しておられる柔道家がたくさんおられることを知りました。 若い頃柔道をやり、この大会で柔道再開し、年々強くなっておられる先生方をたくさん見かけます。しかし、熱心にやりすぎると体を痛め、続けられない人もあります。 形は何とか体がもつので、この頃はもっぱら形稽古を行っています。「古式の形」にはまり、「古式の形」で日々を送っています、形稽古は柔道生涯スポーツとして最適です。特に「古式の形」は年をとられた先生方の、リハビリの為に設けられたのではないかと考えさせられるくらいです。技の数も多く、順番を覚えるだけでも大変で、この年令になるとすぐ忘れるので、くり返し、くり返し記憶しなければなりません。 この所姿勢が良くなったようにあります。高齢者になりますと体も堅くなり、受身がこたえ、取は体を直ぐに倒れる技があり、体の負担も大きく柔軟体操、筋力維持につとめなくてはなりません。形を美しく表現しなければならず頭も相当に使います。年輩の柔道家の先生方、若返りの為にも是非「古式の形」に取り組んでみられてはと思います。 平成24年当時のマスターズ清家会長、三橋専務理事他たくさんの丸の内倶楽部のメンバーが宮崎を旅行された際、わが明道館に足を運び子供達と一緒に汗を流して頂いた貴重な体験がありました。宮崎の大漉光好さん山田雅弘さんのお世話で当道場での合同錬成会が実現しました。私は65才以上の先生方が中学生相手に1時間程続けて、力強く稽古をされる姿を拝見する事が出来感激しました。日本マスターズ柔道の発展を祈ります。武運ここに極まれり岐阜県 花村 信幸(投の形・優勝) マスターズ柔道大会が愛媛県松山市で行われると知ったとき、私は運命を感じました。私には尊敬している先祖がいます。その人は日露戦争において旅順要塞の中で敵弾に倒れた兵士でした。数年前に仏壇の中にあった一つの勲章を手がかりにして、映画『永遠の0』のように彼を探し出しました。 元自衛官である私は彼の生き様に深く感銘を受けました。彼