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概要

masters2019

6会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日ですか、左ですか?』と聞かれ、『あっそうだ!肝心な観察が抜けていた。技の特徴だけチェックしても ダメだ』と思った次第。団体戦の先乗りスコアラーは、何十年ぶりだろうか。ともかく、怪我もなく無事終了。来年の団体戦もこのメンバーで決定。それは松山大会終了直後のことであった。祝勝会では美味い酒を飲んだが、マネージャーとしては、更なる精進をせねばなるまい。団体戦で準優勝/個人戦で優勝兵庫県 鹿島 利登(団体戦準優勝/M7・81㎏)今回、第15回日本マスターズ柔道大会(2018年日本ベテランズ国際柔道大会/愛媛県松山市開催)に出場しました。同大会に出場するのは、2007年、兵庫県姫路市で行われた第4回大会以来2回目となります。前回は個人戦のみの参加(M6・90㎏で準優勝)でした。今回は団体戦(柔錬会A)と個人戦(M7・81㎏)のエントリーとなりました。 団体戦1回戦は同志社Bに2-1、2回戦は東京BAKA に2-0、3回戦は大木塾明道館に4 -0、準決勝は修心館に3 -2で勝ち、なんと決勝までたどり着けたのでした。 決勝の対戦相手は、抜群の実力を誇り、圧倒的な力で勝ちあがってきたセキュリティパワーズでした。結果は、3 -0で完封負けでした。セキュリティパワーズは先峰からずらりと強豪選手を並べ、今大会無失点で優勝しております。こちらとの実力はかなりかけ離れていると感じた試合でした。 翌日は個人戦です。緒戦は昨年同階級で優勝の埼玉県・大塚選手との対戦でした。大塚選手は力強い柔道でなかなか攻め込むことができませんでした。何とか技のポイントを奪うことができ、優勢勝ちとなりました。次戦は足技のうまさには定評のある奈良県・阿古選手でした。噂どおり足技が強烈で先に技のポイントを奪われました。「万事休す!」と頭の中では考えたのですが、なかなか攻め込むことができません。試合時間ももうありません。しかし何とか力を振り絞り大外刈りを仕掛けたところ、うまく入られたこともあり、一本勝ちとなりました。決勝戦は奈良県・杉本選手との対戦となりました。これで最後の試合です。 団体戦で5試合、個人戦で2試合消化しており、これが最後の試合となるのですが、体力的にはもう疲労困憊で技を出そうにも体がいうことを聞いてくれません。意思とは反対に技に入る手前で体は中途半端になり、とても相手を投げるという動作ができなくなっておりました。それと相手の技を凌ぐのに精一杯でありました。そうこうしているうちに試合終了の合図がなり、漸く試合が終わりました。結果は指導1の差で勝ちとなり、優勝という栄誉をいただくこととなりました。○  日本マスターズ柔道大会参加で感じたこと 今回日本マスターズ柔道大会に参加させていただき、感じたことについては、・ 対戦していただいた選手(先生)は何れも気力、体力とも充実していること・ 勝負に対する心構えが素晴らしいこと・ 試合が終われば、お互いがノーサイドの関係性があること・ 真剣勝負の試合という大いなる緊張感の中で、相手との戦いは元より自分自身の戦いともなること等がありました。 それと何といっても全試合が終わった後の達成感と開放感を、愛媛県松山市の地で体感することができました。この感触を味わうことが出来たのは望外の喜びとなりました。○ 今後の指針 平成29 年3月に38年間勤めました兵庫県警察を退職しました。退職を機に一年間は心身のメンテナンスとリフレッシュに当てました。本年度から柔道修行の一環として、また自身の自己啓発として、この日本マスターズ柔道大会出場、講道館での高段者柔道大会出場を位置づけているところであります。 今大会では団体準優勝、個人優勝という結果は残せることができました。しかし、大会参加関係者の皆様の並々ならぬ気力、体力溢るる状況を鑑みますと、並大抵の努力では継続出場は難しいとの考えに至りました。今後一層不断の稽古、気力の充実、心身共の健康管理が欠かせないことを肝に銘じた次第であります。 私の人生において、柔道との関わりは大半を占めます。柔道で育てられたと言っても過言ではないでしょう。今までも、またこれからの人生の中でも柔道(修行)は、何ものにも代え難い存在であると感じております。 今後も自らの気力、体力が続く限り柔道着をまとい、指導者として後進の指導は勿論のこと、日々の研鑽を怠らず柔道の実践者として精進していきたいと考えております。 最後になりましたが、今大会において指導、支援してくださいましたチームの監督及び選手の皆様、大会を開催された日本マスターズ協会の皆様、大会準備等でご尽力された関係者の皆様に敬意を表し、この場をお借りして感謝を申し上げます。ありがとうございました。団体戦で準優勝、疲れが残り、個人戦は1回戦で骨折・敗退兵庫県 大矢 八平(M9・60㎏)