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概要

masters2019

会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日5ションを深め、来年の舞台での約束を交わし、武士の旅を終える、その様な大会に思いました。高段者大会や、各地方で行われる大会の魅力とはまた違う何かを秘めている大会だと感じています。 だからこそまだ参加されたことのない方々、参加しようかどうか迷われている方々には、是非参加してこの大会を体感して頂きたいと思います。大会を終えた後には、必ず出てよかったと思えることを確信しております。 出場するにあたり【家族の了解をいただく】というところからある意味試合は始まっていると言います。日頃支えていただいている家族と一緒に、柔道をさせていただいているという感謝の気持ちを持って、開催地を旅してみるのもいいかもしれません。 最後に、今後もベテランズ大会の益々のご発展、ご繁栄を心より願っております。この年になって柔道が出来ることに感謝神奈川県 冨吉 司(セキュリティパワーズ・中堅/M5・81㎏)真中が筆者 「先生!私と一緒にマスターズに出場していただけませんか?」そう声をかけてくれたのは神奈川県で整骨院を営んでいる坂本周作先生でした。彼は学生時代に全日本選手権に出場した経歴を持つ猛者で、神奈川県の柔道関係者は皆が彼を知っている有名人です。 その彼からチームに誘っていただいた事はとても光栄だったのですが、今でこそ76~77㎏とそれなりの体格の私も、学生時代は軽量(65㎏級)の選手であったこと、大学を卒業すると同時に現役を退いてしまったことなど、自分の柔道が、実業団出身の選手も出場するマスターズで通用するのかが不安でした。 「とても期待には応えられそうもないよ。」と一度はお断りをした私に、彼からの「義父(羽生利彦先生)と一緒に団体戦に出場するので今年は絶対に優勝をしたいんです!」という熱い思いに心を動かされ、足を引っ張らないように頑張ろうと出場を決意しました。 さて、現地には前日の朝一番の飛行機で向い、宇和島鯛めしにポンジュース、路面電車・松山城・道後温泉など初めての愛媛松山を満喫する事ができました。また翌日に行われた団体戦では「絶対に負けられない!」という使命感にプレッシャーを感じつつも、強力なメンバーに助けられながら目標である『優勝』を勝ち取ることができました。 今回のマスターズで対戦した選手たちは皆さんとても強く、その選手たちと試合ができたこと、交流を深めることが出来たことが松山でのいちばんの思い出です。また、大会を通じてお世話になったセキュリティパワーズ監督の西久保博信先生、マネージャーとしてチームをサポートしてくださった久保雅昭先生、大将の羽生利彦先生、副将の上野清吾先生、次鋒の松本勇治先生、そして、団体メンバーに誘ってくれた先鋒の坂本周作先生。多くの仲間たちに支えられて愛媛松山での素晴らしい思い出を作ることが出来ました。この年になって柔道が出来ることに感謝!団体戦優勝チームのマネージャーとして東京都 久保 雅昭小学4年で柔道を始め、中学、高校、大学ではキャプテンだった。マネージャーには縁が無かった。その私が松山大会では、団体戦チームのマネージャーを務めた。チーム名は、西久保博信八段が監督のセキュリティパワーズ。選手5人のうち、全日本選手権出場者が3人という凄いチームである。副将の上野清吾先生は、私がスカウトした。あとの4名は、西久保監督が大将の羽生利彦先生から人選を依頼された。それは、昨年の南紀白浜大会直後のことであった。今回素晴らしい選手が集まったのは、ひとえに西久保監督のプロデュース力だと、私は分析している。先鋒の坂本周作先生は、25歳の時に全日本選手権にご出場。次鋒の松本勇治先生は、東海大相模から東海大学、神奈川県警。全日本選手権5回のご出場。中堅の冨吉司先生は、全日本出場のご経験は無いものの、日整全国柔道大会団体戦で優勝。副将の上野清吾先生は、名門鎮西高校から国士舘大学、熊本県警。全日本選手権7回のご出場。九州チャンピオン3回。大将の羽生利彦先生は、JR東日本女子柔道部の元監督。決勝まで5回戦い、チームの失点はゼロ。メンバーのうち4人の方々が、個人戦でも優勝。うーむ、凄い!?私は、マネージャーとしては失格だった。次の試合、次の次の試合に備えて、対戦チームを観察するが、松本先生から『久保さん、それで私の相手は、右