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概要

masters2019

40会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日2019年『日本マスターズ柔道協会有志ラオス・カンボジア訪問団』出発に当たって 丸の内柔道倶楽部・ラオス柔道を育てる会・カンボジア柔道応援団 坂東 雅邦 我々『日本マスターズ柔道協会有志ラオス・カンボジア訪問団』は1月24日から31日の1週間ラオスとカンボジアを訪問する。伊藤久雄団長、浅田三男副団長他総勢17名、内柔道家13名(平均段位4・8段)家族4名という大訪問団である。 ラオスについてはマスターズ柔道協会や丸の内柔道倶楽部のメンバーを中心にすでに6回の遠征団が派遣されてきて、そのパイプ作りの実績は多くの皆様に評価いただいている。カンボジアは前回2017年3月に初めて6名がアンコール柔道場を訪問したのに続いて二度目の訪問となる。今回は首都プノンペンのカンボジア柔道連盟の本道場に先ず訪問し、より組織だった交流を果たしたいと考えている。 目的は先ず柔道を通じた国際交流、つまり友達作りが第一であるが、途上国で柔道に励んでいる皆さんへの激励や支援も大事と言える。1月26日には毎年恒例の『ラオス武道演武会』に参加して、ラオス政府高官や日本国大使始め数百名のラオスの観客の皆さんに向七段、藤岡五段による講道館護身術の形を披露する。この他3か所の道場を訪問して激励、指導、交流の活動を行う。 勿論折角の機会を利用してのラオスのナムグムダム湖やメコン川、カンボジアのアンコールワット、アンコールトム遺跡などでの観光も大いに楽しみにしている。 ラオス・カンボジアの美しい場所を見て多くの優しい人々と交流を深めながら、我々の目指す生涯柔道が如何に良いものかを少しでも両国の柔道指導者や若い生徒さん達にお伝えできれば嬉しい限りである。また全員無事に旅程をこなし元気に帰国できるよう道中気合を入れてやって参ります。◆ 編集後記 ◆ 私の編集は、今回で3回目になります。実を言うと、2回目の時ほど気持ちが乗らない。何か新しい事をしなくてはという思いが強くて、少し混乱していたかもしれない。7月27日に編集会議を開いて、方針を皆さんに伝え、了解を取り付け、さらに8月の執行部会で正式に承認された。9月11日に最初の原稿依頼を郵送した。 この時の方針としては、原稿依頼先は、①団体戦の優勝チームと準優勝チーム、②初参加で優勝と準優勝の人、③5回表彰を受けたが、その間メダルに届かなかった人④形競技の優勝か準優勝のチーム④女性の団体戦で優勝と準優勝のチームで60名くらいだった。 ところが、1ヶ月が過ぎてもほとんど数名しか反応してこなかった。そこで10月20日と10月27日の土曜日の午後に依頼先に電話を掛けて回った。初参加の人の大半がM1・M2の若者であったためほとんどつかまらず、書くと約束してくれたのは、10人くらい、これでは、本にならない。 締め切りまであと1ヶ月ちょっととあせった結果「5回表彰、10回表彰」の受賞者全員に依頼してみようと思いついた。原稿依頼の手紙を出したのは、10月27日だったので、締め切りまで一ヶ月しかない。そこで11月30日から12月10日にかけて確認の電話を掛けてみた。「こちらは日本マスターズ柔道協会の会報担当の西谷と申します」というと「どうもどうもいつもお世話になっています。そういえば会報の原稿依頼をもらいまして、まだ書いていないけれど締め切りまでには送るよ」という答えが返ってきた。この段階でやっと、「これで会報もなんとかかっこが付く」と一安心した次第です。 その後、何人かの問合せなど受けながら、最終的に、新会長、前会長の挨拶を含めて51の原稿を載せて、第18号会報は皆さんのもとに旅立つことになった。 さて、今年度の最大の出来事といえば、三橋前会長が倒れたことだ。素晴らしい柔道家の悲劇を自分のことととらえると同時に、数ヶ月の入院とリハビリの日々の後、先日の丸の内倶楽部の稽古の後に次のように言われたのが、強く心に残りました。 「皆さん、柔道が出来るという幸せを心から感じて欲しい。世界には柔道がやりたくても、出来ない人がたくさんいることをわすれないでください」(西谷 博一)イラスト:森本由希子さん ・ 訃 報本年、栗本忠弘相談役と家亀岩男相談役がご逝去されました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。