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概要

masters2019

会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日27田大会に出場する事を決めました。体重も減量し、M4・66㎏級にエントリーしました。 初めてのマスターズ大会なので、参加選手のレベルが分からず、不安と緊張で試合前夜は、ほとんど眠れませんでした。大会当日、会場に行くとやはりどの人を見ても強そうです! そして、試合(一回戦)が始まりました。私自身、20数年ぶりの試合です。緊張のせいか、体が思うように動かず防戦一方でしたが試合の後半、相手の掛けた背負い投げを潰し、崩れ縦四方固めで抑え込んでやっと「一本」勝ちしました。次の準決勝でも自分の本来の動きができず、相手のペースに合わせた試合展開になってしまい、途中5秒ほど抑え込まれ、ヒヤットしましたが、そのあと私の掛けた内股で「有効」を取り、やっと優勢勝ちしました。いよいよ決勝戦です。 決勝戦の相手は、梶選手(神奈川県)です。試合の後で知ったのですが、第3回岡山大会のこの階級(M4・66㎏級)で優勝し、マスターズ大会で負け無しの強豪です。また、サンボなどの格闘技もやっていて、関節技が得意のようです。今日も関節技で勝ち上がって来ています。私を応援してくれる先生や先輩、仲間たちから「関節技に気を付けろ!」とアドバイスをいただき、決勝戦が始まりました。予想していた通り、梶選手は、私の掛けた技をつぶし、又は自分から引き込み寝技に誘い、関節を狙ってきます。試合時間のほとんどが寝技の攻防です。試合時間が2分を過ぎた頃、梶選手の片足取りで私が後ろにひねりながら倒れ、「効果」ポイントを取られ、その後けさ固めで抑え込まれましたが、私が必死に逃げようと腕を伸ばしたところ、梶選手はその腕を取り、関節技を決めにきましたがその時、時間終了のブザーが鳴り、試合終了です。 先ほどの抑え込みが25秒で、「技あり」で私の負けです。準優勝でした。千葉から一緒に参加した先生方からは「初めての参加で銀メダルはすごい!」と褒められましたが、その日の試合(3試合)すべてに自分の柔道ができていないと思い、悔しくてたまりませんでした。。来年は自分が納得できる柔道をして優勝するぞと心に誓い、すぐに(第6回)への出場を決めました。 初出場から10年間、ケガや病気、減量に苦しまされながらも第5回秋田大会から第15回愛媛大会まで、11大会連続で出場しております。たくさんの選手と対戦し、たくさんの方々と知り合いになれたことを幸せに思っております。 今後もマスターズ大会に出場し続け、20 回・30回と出場回数を増やしていきたいと思います。生涯現役を目指します!10年のブランクの後再開、やっぱり柔道は楽しい!愛知県 林 峰裕(M3・66㎏) 私は、平成25年9月に講道館で開催されました『第10回記念日本マスターズ柔道大会』より毎年出場させて頂いており、この度5回出場表彰を受けましたことを、大変喜ばしく思っております。 幼い頃より「もの作り」が好きだった私は、電気系の高校・大学を卒業し航空機エンジニアとして電装改造設計に携わり、現在では人事部門を担当する会社員です。 高校入学を機に柔道を始め、大学時代には柔道部で汗を流すかたわら、母校の高校柔道部コーチとして一生懸命稽古を続けておりましたが、大学卒業と同時に一旦柔道から離れてしまいました。 その後、結婚し、子どもが産まれ、新たな環境での人間関係が育まれる中で、もう一度柔道をやりたい!柔道での快い汗を楽しみたい!という気持ちが強く湧き上がってきました。ちょうどその頃ご近所に住む友人の子ども達が、偶然にも柔道場へ通っていることを知りました。これが縁と成り柔道と再会し、学生時代の思い出の柔道が生涯スポーツとして生まれ変わったのは30歳を過ぎてからです。 約10年の長いブランクで、体力的にも技術的にも自分の思い描く技の切れやパワーも無く、もどかしい気持ちを抱えながらの稽古でしたが、徐々に身体も柔道の動きに慣れ、心の底から楽しめるものとなりました。今では、現役の中学・高校・大学生や社会人の仲間たちと切磋琢磨しながら汗を流す日々は、私の生きがいと言えるものです。 その私が、楽しげに帰って来る姿を家で見ていた当時年中さんだった娘が、「柔道の稽古を見たい。」というので、同年代の子どもたちの稽古を見学させたところ、嬉しい事に「柔道をやってみたい!」と同じ道場へ入門することになり、現在親子共々「精力善用」「自他共栄」柔道の楽しさ、素晴らしさを学んでおります。 これからも日本ベテランズ国際柔道大会(日本マスターズ柔道大会)に毎年出場する事を目標として、生涯柔道を実践してゆき健康な身体作りと技術の向上に努めたいと思います。 本大会は、世界各国の諸先輩方及び同世代の選手・愛好者の方々との交流やSNSにて情報交換をするなど素晴らしい出会いの場となり、次の5月に福井県福井市で開催される大会も楽しみです。 最後に日本マスターズ柔道協会の皆様また日本ベテランズ国際柔道大会関係者の皆様へ感謝を申し上げますとともに、柔道の愛好者が増えるよう柔道を継続する事で今後とも、微力ではありますが尽力していきたいと考えております。