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概要

masters2019

会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日15の教室も、平成22年3月末の定年退職と同時に、解散しました。その子供達も、成長して、今では警察官や教員等になっています。 現在、私は警備保障会社と契約し、柔道教師として、ある官庁の柔道部員を指導しています。少しガタがきていますが、お陰様で、まだ身体も丈夫で、健康でありますので、今後も生涯現役をモットーに、柔道に係っていき、マスターズ柔道大会の出場を続けて生きたいと思っています。勿論、福井大会も仲間と一緒に、団体戦、個人戦と出場する予定です。 福井大会に出場予定の各先生方、今後ともどうぞよろしくお願い致します。頑張って、大会を盛り上げましょう。 最後に、日本マスターズ柔道大会の更なる発展、繁栄を祈念して、筆を置かせていただきます。私が柔道をする意味 ―「精力善用・自他共栄」の独善的解釈―福島県 宮田 安志(M7・90㎏)もともと柔道に関心はあった。中学2年生の一時期、柔道部に在籍してはいたのだが、本格的に取り組むようになったのは33歳にして福島市内の町道場に入門してからである。33歳といえば、一流選手ならば現役を引退している年齢であるが、私はその真逆を行ったことになる。職場でのストレスが原因で体調をすっかり崩し、入院生活を送って、体力回復の必要に迫られたという事情もあったのである。勤務の事情から毎週県内各地に出張してゆく私は、その先々で道場や学校に頼み込んでは出稽古をお願いした。どこでも快く受け入れてくれた。有り難かった。あれから25年以上経っハワイでの柔道交流専務理事 浅田 三男 日本マスターズ柔道協会の練習会「二金会」は、毎月第二金曜日に講道館大道場にて開催されており、毎回30名前後の方が参加されています。この日は、全日本実業柔道連盟の女子合同練習会も行われておりますので、テレビでしか見られない有名女子選手を身近に見ることが出来るのですが、同時に海外から修行に来られた柔道家も練習されており、これら外国人の方達との柔道交流も楽しみの一つです。 外国人と言えば、2015年7月の二金会で、海外から来た子供達と一緒に練習をしました。練習後、彼らはソウルオリンピック銀メダリストのケビン・浅野先生が主宰しているハワイオアフ島・パール市にあるリワード柔道クラブの生徒であることがわかりました。私は丁度家族旅行でハワイに行く予定がありましたので、浅野先生に是非道場を訪問したいと申し出たところ、快諾を頂きました。 7月末にハワイに行き、ホノルル市から車で一時間のパールシティ高校にある道場を訪問しました。眼下に昔日本軍が奇襲したパールハーバー( 真珠湾) の全景が見渡せる高台にあり、これがあのパールハーバーかと感慨深いものがありました。高校は夏休みに入っており、何人かに道場の場所を聞いたら知らないという答えが返り、本当にここなのかと不安になりました。日も暮れて来たところ、高校の外側の建物( カフェテリア) に明かりがついており、やっと道場を見つけることが出来てほっとしたことを覚えています。 当日、道場には1964年の東京オリンピック銅メダリストのジェームズ・ブレグマン氏、81㎏級全米2位のジョシュア・ホワイト氏の両氏も来られており、三人で子供に得意技を教えて欲しいと頼まれました。他の二人の方とはレベルが違うので恥ずかしい気がしましたが、子供たちの熱心に柔道に取り組んでいる姿を見て、大外刈りで相手をどのように崩すかを披露しました。道場には、父兄の方も多く見学に来られおり、また日本人の中村夫妻が柔道の指導をされていたので、技の説明等の通訳をして頂き大変助かりました。 練習後、近くのレストランで、クラブの皆さんに御馳走して頂き、ハワイ旅行と共に柔道交流を堪能しました。私の帰国後、日本マスターズ柔道協会の内藤純先生も息子のお嫁さん(ハワイ出身)と一緒に道場を訪問されています。この道場には、日本人を初め多くの有名な柔道家が訪問しており、その内容はウェブサイトleewardjudo club で見ることが出来ます。最後に、浅野先生より、日本マスターズ柔道協会の会員の皆さんが、ハワイに来る機会があったら、是非道場を訪れてほしいとのコメントを頂きました。最前列左からブレグマン氏、ホワイト氏、浅田、浅田の後ろが浅野先生