ブックタイトルmasters2019
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masters2019
12会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日いただきました。 その切っ掛けとは、やっと授かった長男が他者とのコミュニケーションが苦手で、その息子に礼儀と忍耐力を学んで欲しい。自信と勇気を身に付けて『力必達』の精神、つまり「出来る事を信じて遣れば必ず出来る」を身に付けて欲しい。この願いから親子柔道教室へ通い出したのが発端でした。実は、父や兄も柔道家で周囲の理解と協力は云うまでもありませんでした。 一家の応援を受けて親子柔道を継続し、徐々に息子の成長も見られるようになりました。そんな中で、更なる息子の励みになればと思いマスターズへの出場を決意しました。 高齢の「お母ちゃん」には中々厳しい試練ですが、遣るからには勝ち負けは別にしても、一生懸命な姿を見せたいと試合に臨みました。左側筆者 愛媛武道館での苦しい試合中に聞こえました、「お母さん頑張って!」「立って!」は、喋るのが苦手な息子が、夫と共に懸命に大応援する声でした。私の「負けじ魂」は高校の頃に戻ったように火が着きました。何が何でも勝ってやると必死で頑張りました。お陰で優勝する事が出来て、金メダルと共に息子の生きる力と勇気を戴いたように思います。 この大会には、息子の先生でもあり私の幼友達でもある牧野貴仁先生が同行してくださいました。また、現役時代に切磋琢磨した戦友にも再会し、思い出話で楽しい一時を過ごす事が出来ました。「柔道っていいなあ」と改めて思った次第です。この大会により、様々な人達との出会いがあり、「精力善用」「自他共栄」の精神を実感しました。主催された日本マスターズ柔道協会様始め、柔道を愛する皆様方、また、開催地愛媛県松山市の皆様方にも心より感謝申し上げます。ありがとうございました。福井県大会を目指して福井県 鷹尾 浄子(柔の形・準優勝)右側筆者 昨年、愛媛県で開催された日本ベテランズ国際柔道大会(第15回日本マスターズ柔道大会)では、「柔の形」に出場しました。 会場が大変広く、その大きさに私の緊張の度合いも大きくなりましたが、なんとか競技し終え、準優勝の成績を収めることができました。しかし、改めて振り返ってみると、まだまだ足りないところが多く、今後の課題としてしっかり稽古に励まなければならないと感じています。 私が特に感じているのは、精神面を鍛えることです。いかなる時にも平常心で臨める精神力。これは、普段の稽古の質と量が大切なのだと思っています。稽古で十分に自信をつけることができれば、どんな場面でも平常心で臨めるでしょう。そのために15本の柔の形一つ一つを、受と取が互いに確認しながら常に丁寧に行っていくこと、また一人でも、間のとり方や姿勢等を確認しながら稽古することを心掛けたいと思います。ただ闇雲に行ってもいけないので、質と量のバランスを考慮して行いたいです。 以前、私の先生から「『心技体』が三位一体となることで初めて自己修養できるのだ」と教わりましたが、この大会を通して、この言葉の意味を深く感じとることができました。「心が安定することで技も身につき、体も鍛えられる。」逆に言えば「心が乱れれば、技も乱れ、体も崩れる。」心技体それぞれがバラバラに存在するのではなく、一つとなることが重要だと実感しました。 今年5月には、私の地元、福井県で第16回大会が開催されます。昨年度の反省を生かし、この大会で自分の納得のいく競技ができるよう、そして柔道を通して広がる人の輪を大切にしながら、今後も精進して参りたいと思います。 福井県大会では、よりたくさんの方々がお越し下さることを楽しみに、また、皆さまに福井県を十分に味わっていただけることを期待しています。大会に参加することで、全国を行脚千葉県 金子 満男(M7・81㎏) 日本マスターズ柔道大会は、今年が第15回となりました。私自身は、10 年前の第5回秋田大会からの参加で、途中、不参加の年がありますので、今回が7回目の参加です。 9月の或る日、協会会報担当西谷さんから、「5回参加表彰を受けた者を対象に会報に文章