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概要

masters2019

会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日1140歳から柔道を始め、5回表彰を戴く愛知県 武内 睦子(F5・70㎏) 私が柔道を始めたのは40歳になってからでした。その頃、我が家の三人の子供達が地元の少年柔道教室に通っていました。はじめは、道場で稽古の見学をしていましたが、真ん中の長男がなかなかみんなと同じように稽古ができず、どうしたものかと思っていた時、お母さんの中で、柔道をされていた方がおり、その刺激で、「私も・・・」と子供と一緒に畳にあがり、習いはじめたのがきっかけでした。はじめたのはよかったのですが、柔道経験は全くなく、運動もほとんどしていなかったので、準備体操で筋肉痛になり、受け身も満足に出来ないようなありさまでした。今思えば、無謀な挑戦をしたものだと自分でもびっくりしています。それから、十年以上経ち、子供たちが教室を卒業した今でも、私は続けてお世話になっています。現役の選手のようなバリバリの稽古は出来ませんが、教室の子供たちと一緒にできることを色々と教わりながら、柔道の面白さと奥深さを感じています。そして稽古以外にも、私は柔道を通じて出会えた方々には、色々な刺激をいただいています。また、子供の手が離れてひと段落した、5年ほど前から参加しているマスターズ大会も、そのような刺激のひとつです。はじめて参加した際、大会など経験したこともなかった私は、「子供たちはこんな感じで一人、畳に上がっているのだな」と改めて感じることができました。それまで、畳の外から応援していた私にとっては貴重な経験でした。今はペアを組んで「形の部」でも参加させていただき、少しでも上達できるように稽古を頑張っています。マスターズ大会への参加は、私にとって年に一度の稽古の成果を試す機会であり、また地方大会は楽しい旅行気分になれるご褒美でもあります。そして、マスターズ大会に参加されている先生方を拝見していると、まだまだ頑張って柔道を続けていきたいという気持ちが湧いてきます。これからも、たくさんの方々にご指導いただきながら、少しでも進歩していけるよう努力していきたいと思っています。年に一度の挑戦!福岡県 北田 裕美子(F2・78㎏)(団体戦で優勝)私が始めてマスターズに参戦したのは、第10回大会からでした。マスターズの雰囲気もわからず、団体戦に出られることも知らず最初は個人戦のみのエントリーでした。初めてのマスターズでの初試合で外国人選手との対戦にとても緊張していたことを今でも覚えています。学生、社会人と試合には出ていましたが、現役を引退し時々練習するくらいの環境での試合に不安と緊張で心臓が口から出るのではないかというほどでした。しかし、試合前に面識のない他県の先生方や選手の方に声をかけて頂いたりして、緊張がだんだんとほぐれていきました。マスターズは畳に上がれば真剣ですが、畳から下りればみな和気藹々とした雰囲気の大会です。マスターズつながりで全国の方と知り合うことができ、年に一度しかお会いできませんが、仲良くして頂いています。マスターズ参戦1年目・2年目は個人戦のみでしたが、3年目の大会で九州の柔道仲間から声をかけて頂き、初めて団体戦へ参戦しました。住んでいるところ、年齢、所属が違う仲間と出る団体戦は個人戦とはまた違う楽しみがありました。第12回大会・第13回大会で・団体戦連覇し、そして今年第15回大会で新メンバーと共に優勝を勝ち取ることができました。翌日には筋肉痛と青あざに悩まされましたが、記念に残る大会となりました。来年は福井での開催ということで、もちろんメンバーと一緒に個人戦・団体戦共に優勝を目指し、それと一緒に福井グルメも満喫できるよう、来年夏までスケジュール調整・体調管理を万全に行います。こうして年に一度練習不足ながらも、楽しく参加できる大会を開催してくださる、日本マスターズ柔道協会や関係団体の方々には感謝しかありません。女性は仕事・子育て・家事等で練習に頻繁に行ったり、大会に出場したりする時間をなかなか取れなかったり、地方では柔道をする場が少ないというのが現状だと思います。そんな中でも柔道が好きな女性が1人でも多くこの大会に出場してくれることを期待し、楽しみにしています。金メダルに生きる力と勇気を戴く岡山県 乗本 早希子(F3・70㎏) 私は現役を引退して長いブランクがありましたが、ある切っ掛けから、第15回日本マスターズ愛媛大会に初めて出場させて