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概要

masters2019

10会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日ることにしました。その結果が「固の形」で金メダル、「極の形」での銀メダルです。このマスターズ柔道大会での栄光がさらなる自信となり、私たちは全国枠予選を通過してついに「全日本柔道形競技大会」への出場を果たしたのです。五十五歳にして初の「全日本選手」となったわけです。二〇一九年の福井大会では、もちろん二種目完全制覇を目指しています。そして、全日本入賞というさらなる夢の実現に向けて、ますます稽古に熱が入る昨今です。活躍する女性の柔道家たち七年前から始めた柔道が人生を変えた愛知県 松田 里子(F4・57㎏) 昨年出場された方からこの大会の話を聞いて、次は私も参加しようと一年間楽しみにしていました。そして待ちに待った第十五回日本マスターズ柔道大会に初出場し、銀メダルを戴きました。「銀メダル獲得」と言えば聞こえは良いのですが、私が出場した階級にエントリーしていたのはたった三人。総当たりでの試合の結果、全員が一勝一敗でした。他のお二人は一本勝ちで私は優勢勝ちでしたので、実質最下位での銀メダルでした。とはいえ、勝つ自信など全くなかった私が試合前に掲げた目標は、「怪我をしない、少なくとも三十秒以上は試合をする」というものでしたので、一勝して銀メダルというのは十分すぎる結果でした。 現在柔道をしている大人の方の多くが子供の頃や学生時代に稽古を始めた方が多いのではと思いますが、私が柔道を始めたのはほんの七年ほど前のことです。当時小学生だった息子が友達の誘いで地元の柔道クラブに入会し、稽古を見ているうちになぜか自分もやってみたいと思うようになりました。ですが、その頃保護者で入会するのはお父さん方ばかりで、母親の入会は前代未聞。なかなか本気で取り合ってはもらえませんでした。やっとのことでジャージでの準備運動に参加させてもらえるようになり、その後半年程で本格的に柔道着を着ての稽古をさせてもらえるようになりました。 それから今までの間、柔道どころかスポーツの経験もほぼゼロだった私が、泣いたり笑ったりしながら、先生方のご指導と仲間や息子の励ましのおかげで、初段取得に続き弐段への昇段も果たす事ができました。さらに今年初段を取得した次男の形審査では、相手を務め、母としてもかけがえのない思い出ができました。 柔道を始めてから、予想もしなかった様々な経験があり、たくさんの出会いがありました。「柔道が人生を変えた」と言っても過言ではありません。マスターズ大会もそのうちの一つです。参加されていた先輩方のキラキラした笑顔はとても印象的で、皆さん柔道が大好きで心の底から楽しんでおられるように見えました。これからもこの出会いに感謝しつつ、私なりに成長し、生涯柔道を楽しんで行けたら最高です。そして来年も、再来年もその先もずっとマスターズ大会に参加していきたいと思います。日本マスターズ柔道の自称応援団団長清家 初枝 日本マスターズ柔道家の皆様、こんにちわ。柔道を愛する方々は、いつも青春真只中、お肌はツヤツヤ、ピカピカ、羨ましいです。 私は、めでたく古稀となりました。気は若く、精神年齢は三歳?ああ・・・、見事に転びました。が、無意識に受け身をした様で、膝あたりを少々擦りむいた程度でした。これは、柔道見取り稽古のおかげでしょうか。 さて、第15回日本マスターズ柔道・松山大会も盛会に終わりました。私は、カナダのウェランドで開催された第1回世界マスターズ柔道大会に応援団として参加して以来、海外の大会に8回参加しました。また、国内のマスターズ柔道大会は、第1回静岡大会から第15回松山大会まで応援団として参加し、皆勤を続けています。 参加するのは、夫の応援だから当たり前だと・・・、そりゃあそうですが、同時に皆様の勇姿を応援する為でもあるのです。 応援の際、困ることがあります。知っている方同士の対戦、心の中では、引き分けになぁーれと、念じてしまいます。 好きなのは団体戦、「一人は皆のため、皆は一人の為」、なんてステキなのでしょう。 柔道を愛する皆様が、いつまでもお元気で大会に参加され、ご活躍されますことを祈念しています。「柔道・やわらみち」まだまだ続く、どこまでも続く苦しい道のりも楽しく仲間と反省会第二道場待っている日々の稽古・鍛錬をしっかりやれば怪我もなく、柔の道をいつまでも程々無理で行きましょうでは、福井大会でお目にかかります。応援、頑張りますよ。フレー・フレー・フレー、マスターズ柔道