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概要

masters2019

会報 <日本マスターズ柔道> 2019年1月9日12019 年1 月9 日JMJA-News 第18 号日本マスターズ柔道協会〒244-0801神奈川県横浜市戸塚区品濃町5 53-1 N-1302 森本薫方電話 090-4022-5992FAX 050-3730-0846e-mail info@jmja.jp   発行 会長 吉成 隆杜ホームページ http://jmja.jp/ 2019年の新年を迎え、日本マスターズ柔道大会に参加される選手、役員を含む全柔道関係者の皆様に対し、謹んで新春のご挨拶を申し上げます。 この度、三橋英夫会長の後を受けて日本マスターズ柔道協会会長に就任いたしました。 私は、平成16年に静岡県で開催された第1回日本マスターズ柔道大会に一選手として参加して以来、毎年大会に参加することを楽しみにしてきました。今や大会への出場は、私の人生を彩るかけがいのないイベントになっています。 私が、柔道を、中学生時代に始めてから半世紀以上が過ぎましたが、今も週何回か稽古で汗を流し、自分以上の柔道馬鹿はいないだろうと自負していましたが、日本マスターズ柔道大会に参加すると、私以上の柔道愛好家が全国に大勢いることに気づかされます。かなりの宿泊費と交通費を負担しながら、試合に備えた稽古を重ね、メダルを獲得することを目標にしている人達が全国から集まってきます。 また世界ベテランズ柔道大会に参加すると、日本だけでなく世界中に、想像を超えた多くの柔道ファンの存在に驚かされます。柔道は日本のお家芸、と言われますが、そんなことを口にすることが憚られるほどの人気で、集まる選手の数も日本マスターズ柔道大会以上です。 このように日本だけでなく世界中から、30歳から80歳までの選手が1000人近くも集まる大会が、毎年開催される競技は他に例がありません。 大会に参加して、自分と同じく柔道を愛する仲間に囲まれる幸せを感じるにつけ、この柔道という武道をここまで普及させた嘉納治五郎師範に対し、尊敬の念を抱かざるをえません。飛行機もなく、海外旅行に水盃を交わす明治時代に、海外に指導者を派遣し、柔道を世界中に普及させようとした志がどこから生まれたのか、想像すらつきません。 同時に、日本マスターズ柔道協会を創設し日本マスターズ柔道大会を日本に根付かせた、日本マスターズ柔道協会の初代野口会長をはじめ歴代の会長、理事、役員の人達の意志と情熱には感謝の言葉しかありません。 柔道が、若者だけでなく中高年にとっても血湧き肉躍る競技であることを気づかせてくれただけでなく、昨今、日本の柔道人口の低下を招いている中で、生涯柔道を実践する柔道家を年々増やし続けているのですから。 この流れを止めることなく、さらに大きな流れにして、次の世代に引き渡せるようにすることが、私の努めと考えています。皆様のご支援とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。2018 年日本ベテランズ柔道大会第15 回日本マスターズ柔道大会 開会式新年のご挨拶日本マスターズ柔道協会 会長 吉成 隆杜日本マスターズ