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概要

masters2018

会報 <日本マスターズ柔道> 2018年1月9日9の形」の一番目は清家春夫八段と小池健三六段の演技で、その高度な演技を参考に見取り稽古をしました。いよいよ我々の演技となり旧友との間合い、息も合い精一杯の力を発揮できました。演技後の無言の握手。久々の達成感を味わうことができ、結果は最高の評価を頂き優勝することができました。 「団体戦」では一回戦は対ニュージーランド 三対一。二回戦の対柔錬会 三対二。三回戦では対修心会 一対二 の惜敗。所期の目標であるベスト四には届かなかったものの 全員でお互いを讃えました。 今回、マスターズ柔道大会に初めて参加させていただき、改めて柔道のすばらしさを実感しました。そして、旧友との栄冠を糧にこれからも一層精進したいと思います。「柔道」で知り合った多くの人達に再会大阪府 植田 佳徳(M1・73㎏) 第十四回日本マスターズ柔道大会が和歌山県の白浜であることを知り、勤務先の上司、先輩、同級生と共に挑戦を決め、出場しました。 楽しく柔道ができ、怪我をしないことを目標として出場しましたが、実は全員が金メダルを狙っているという意識の高さで臨んでいました。大会前は現役時代と同様の『勝てるかな』という不安の気持ちを隠しきれていない状態であり、見ている側も緊張してしまうほどでしたが、結果的に自分は、M1・73㎏級に出場し、金メダルを獲得しました。 このマスターズ柔道大会に出場して感じたことは、年齢を重ねていくことにより、一緒に大会に出場する事が少なくなっていく中、今回の大会は大変貴重に思いました。勤務先でも大会はありますが、同じ年代の一緒に戦ってきた選手達が次々と引退していく為、寂しいのが本当の気持ちです。 自分の対戦より、大学時代の先輩、後輩、同級生、地元の同級生、後輩の柔道が気になり、久しぶりに観戦し、今でも柔道していることを嬉しく思いました。 最後に、今回のマスターズ大会に出場したことで、柔道競技を通じて知り合った多くの人たちにまた会えたことに感謝しております。ありがとうございました。前列右端はじめてのマスターズ兵庫県 片山 雄一朗(M1・60㎏)右端が筆者 今大会が和歌山県で開催されることを知りマスターズ柔道大会に初めて参加しました。私がマスターズ柔道大会を知ったのは、昨年度の東京大会に高校や大学の先輩方が出場されたのをフェイスブックで見かけてからです。先輩が一生懸命に、尚且つ楽しそうに柔道をしている姿が羨ましく思い、今大会の参加を決めました。マスターズ柔道大会は階級別・年齢別に区分され、年齢の近い同階級の選手と試合をする。そのため、試合に向けての稽古や体重調整など三十歳を超えて久しぶりに体感することも、なんだかうれしく思えました。私は兵庫県で中学校の柔道部を指導しています。子供たちには常日頃から「負けてもいいので思いきった柔道を、試合をする様に」と言っています。しかし、試合場の畳の上に立つとそう上手くいかないというのを、数年ぶりに試合に出ることによって懐かしさとともに再確認できるいい機会になりました。試合の緊張・恐怖・集中力・我慢、勝つ喜び、負ける悔しさなど普段生活しているだけでは味わえない体験を、これからも子供たちと気持ちを分かり合えるように、またどの様な心で挑めばいい試合ができるのかを私も試合に出て考えていきたいと思います。マスターズ柔道大会への次なる思いは、団体戦への出場です。それぞれの年代でメンバーを五人集めるのは至難するとは思いますが、可能になれば試合の勝ち負けよりもすばらしい経験になるような気がしています。なにより楽しそうです。私はこれからも、柔道を周りと一緒に楽しみながら続けていければなと考えています。第十四回マスターズ柔道大会(白浜大会)について和歌山県 黒田善治(M6・100㎏)左から二番目が筆者 地元開催ということで、初めてマスターズ大会に出場させていただきました。 小学三年生で柔道を始め、高校・大学では団体戦で全国大会に出場させていただきましたが、これといった成績を残すこともできず、柔道整復師の道に進むことになりました。