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22会報 <日本マスターズ柔道> 2018年1月9日楽しい柔道について茨城県 杉原 尚(M11・60㎏) 今年五月に『つぎはぎ人生、楽しい柔道』と題するA4 177頁の本を、第一の恋人である柔道を中心に、書道(第二の恋人)、相撲(第三の恋人)の想い出写真集として作り上げました。 私は、柔道を、十八歳で職場のサークル活動の一つとして始め、八十一歳の今日までの六十三年間に渡り楽しんできました。柔道は最初から楽しいことばかりではなく、長い道程の中では、苦しい時もありました。 今では私は、私達がやっている健康づくり柔道や仲間作り柔道を、結論としては楽しい柔道を前面に打ち出してはいても、楽しい中にも柔道の基本はしっかりと位置づけ、さらに教育柔道や、人生に役立つ生涯柔道とすべきであると考えるようになりました。 特に子供たちの柔道や高齢者の柔道にあっては、試合柔道(いわゆる競技柔道)に偏りすぎて、『障害柔道』にならないように注意しなければなりません。 嘉納治五郎師範は、すたれゆく柔術を新しい時代のスポーツに発展させたいと考え、危険な技は除き、教育的要素を取り入れ、『柔術』と命名し、私財を投げ打って世界の柔道へと広められた事は、既にご存知の通りであります。 柔道の最も大事な基本のひとつに『受け身』があります。これは、投げられてもケガをしないように身を守る技術であります。このような最初に負け方をならうスポーツというのも極めてまれだと思います。 さらに武道としての受け身は、、負けてなにかを学び取ることであり、究極的には生命を守り、いのちを大切にして、次に『いかに立つか』、『いかに生きるか』を学びとる事ではないかと考えます。 さて、前段の『つぎはぎ人生、楽しい柔道』と題した本を四十冊ほど作り、講道館図書資料部をはじめ、同志の先生方に贈呈いたしました。 多くの先生方から身に余る激励のおハガキやお手紙をたくさん頂きましたが、紙面の都合で、三名の先生のみ、抜粋にして箇条書きでは有りますが、ご紹介させていただきます。一、場連盟のS・K様から ①人生の足跡、感動である。②人の出合いの大切さを痛感。③情熱に感心。④発行にあたっては、大変なご苦労があったのではーー。二、友人K・K様から ①杉原氏のエネルギーの源泉は何に由来するのであろうか。( 私の返信= 継続は力。これがエネルギーでは)②少年時代の夢はなんだったのか。(私の返信=学校の先生、武装警察官)③杉原道場には、少年少女たちの世界が活き活きと溢れている。④動の世界とは対照的な書道も習い、門人達を抱えている。⑤相撲の有段者であることを初めて知った。⑥少年相撲にも情熱を注いでいる。⑧老人の私に夢を運んでくれて有難う。三、マスターズ柔道のS・H様 ①後世に残る記録。②人生生き方の実践。③生涯現役を継続。④社会に対する貢献。⑤嘉納師範の柔道精神への挑戦。⑥大会記録の集大成。⑦マスターズ柔道の模範生。⑧道場を建て、青少年の育成。⑨全日本柔道少年団常任理事(事務局担当)として活躍。⑨堂々たる人生、男の花道。 おわりに、今回激励を頂きました先生方に、紙面をお借りして厚く御礼を申し上げます。 激励をいただいた先生方の文を一人ひとり読んでいるうちに、元気が身の底から湧いてきました。 しかし、歳相応に無理せず、末永く柔道を続け、楽しみながら、柔道、書道、相撲道という道を、急がず、あせらず、一歩一歩進んでまいりたいと思います。有難うございました。三回目の出場で銀メダル獲得埼玉県 伴 章二(M8・81㎏) 私は個人戦だけですが、今回の南紀白浜の大会で三回目になります。初めての参加は佐賀県嬉野市の大会で、二回目は東京の講道館です。 一番緊張したのは、やはり九州の佐賀県嬉野市の一回目の大会です。会場の選手が皆強そうに見えて自分の相手が気になり、試合が進行し相手を見つけたときは意外と同じ位の身長で、ほっとして勝てそうだと思ってしまいました。結果は技ありの優勢負けで、これがマスターズ大会の試合なのだと肝に銘じました。 二回目東京では、講道館の道場は高段者の全国大会、東京都大会で気分は慣れたつもりでしたが、相手がどんな技で来るのかと、技を掛けられず判定で負けてしまいました。 三回目和歌山県白浜町の大会は、緊張感と共に三回目なので精一杯やろうという気持ちで臨みました。結果は、一回戦判定勝ち、二回戦は一本勝ち、三回戦は決勝戦となり、試合をしてすぐに絞め技を掛けられて、何も出来ないで一本負けをしてしまいました。今度もマスターズ大会のレベルの高さを知らされました。 マスターズ大会の個人戦の試合は、優勝を目指して試合ができるところが、高段者大会と違うところです。また、真剣勝負の試合で緊張感を感じ、終わっ