ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

masters2018

16会報 <日本マスターズ柔道> 2018年1月9日おられる諸先輩の方々の存在に触発され、挑戦を続けています。 また、道場の子供達も私にとって大きな存在です。全国各地で開催される大会の結果報告を子供達や保護者に行っています。今回は金メダルを披露することができ、子供達は私以上に喜んでくれました。それが今日も畳に上がる原動力となっています。大会への出場は、柔道を指導するだけでなく、挑戦を続けること、継続することの大切さを手本として示せたのではないかと思います。 来年、二〇一八年大会は、愛媛県で開催が予定されています。地元四国での開催です。連覇という新たな目標に向かって、これからも挑戦を続けて行きたいと思います。左から2 人目が筆者柔道と登山と私山形県  髙宮 和弘(M4・90㎏) 私が柔道を始めたのは昭和五十三年で、小学校四年生の時でした。最初は練習が嫌いでさぼってばかりいましたが、試合で結果を残せるようになると柔道が楽しくなり、稽古にも熱が入るようになりました。その後、楯岡中学校・日大山形高校・東北学院大学とそれなりの結果を残し、村山市役所へ就職しました。平成五年に母校の楯岡中学校で外部コーチになったのが指導者としてのスタートであり、現在は村山柔道スポーツ少年団及び葉山中学校で指導をしております。近年、指導した選手を含む村山市出身の選手が、小学・中学・高校・大学・警察等で全国大会に出場し、多くが活躍するようになったことは大変喜ばしいことであります。 「私も負けていられない」と思い、全日本マスターズ大会に初出場したのが第七回の新潟大会でした。学生の頃は八十六㌔級だったので、新潟大会には百五㌔の体重を九十㌔に落として出場しました。この大会で入賞することはできませんでしたが、第十回の講道館では百㌔超級で三位、第十一・十三回の講道館では百㌔級で三位入賞することができました。 今回の白浜大会では、まだ入賞していない九十㌔級に再挑戦し、三位入賞することができました。この結果、三階級で三位(三階級制覇なら凄い)となり、出場した大会は四大会連続で銅メダルを獲得することができました。今後、何年先になるかわかりませんが、出場者が多く激戦の八十一㌔級にも挑戦し、笑い話になりますが、四階級目の銅メダルを目指します。 話は変わりますが、最近の私の趣味は登山であり、暇があればいろいろな山に登っています。私の住んでいる山形県村山市は山に囲まれた環境にあり、登山はマスターズ大会に出場するためのトレーニングになっています。その甲斐もあって、体重は九十㌔以下を常にキープしています。登山は、山頂に登った時の達成感と一期一会の自然との出会いが素晴らしいと思います。また、足腰の強化や持久力の向上等に効果がありますので、柔道選手のトレーニングには効果的だと思います。将来的には、山形百名山登頂(現在五十山登頂)や日本百名山登頂(現在三山登頂)も目指したいと思っています。 最後になりますが、これまで大会の運営に携わってきた方々に深く感謝するとともに、日本マスターズ協会のますますのご発展と皆様方のご健康、今後の更なるご活躍を心よりお祈りいたします。「生涯現役!」を目指す静岡県 佐々木 健(M4・73㎏) 私は、静岡県に所在する駐屯地に勤務している自衛官です。現在、駐屯地柔道部の部長として勤務時間外を利用して部員と共に練習で汗を流す日々を送っております。 振り返れば、私が東北から静岡に転勤して来た八年前には、柔道部員が三名しかおらず、それから懸命に様々な部署の隊員に声をかけ勧誘活動に苦労したことを覚えています。今では、十八歳から五十歳の幅広い年齢層の部員約四十名が所属しており、学生時代のような時間をかけた稽古はなかなか出来ないものの、限られた時間で皆楽しく研究心を持って稽古に励んでおります。 こうやって楽しく稽古を重ねていく中で、なんといっても欠かせないのが大会に出場することです。これまで年に一度行われる自衛隊の全国大会を目標に活動してきましたが、自衛隊柔道部の代表として部員全員常に目標を持って頑張ってもらいたいという思いから県内の大会規模の大きさに関わらず積極的に参加させていただき団結を深めて参りました。そんな中、四年前に柔道関係の知人から「日本マスターズ柔道大会という試合があるから出場してみなよ。」