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概要

masters2017

8会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日得前に三年は稽古していると思われますので、柔道は五十年以上のおつきあいで、年齢も六十四歳となりました。これまでの自分の柔道への取り組みを思い返しますと、常に試合に勝てる柔道を目指した為、立ち技は力を中心とし、寝技は都合が悪くなると直ぐ亀となる傾向でありました。最近、講道館にて古式の形のご指導を頂いています醍醐十段より、目から鱗のお話を頂き、早速取り組んでおります。先生が言われたのは、講道館柔道とそれまでの柔術と大きく違うのは足技であるとのこと。先生の若い頃は足技の名手が多く、小さい人でも大きく力のある人を面白い様に投げていて芸術的であったが、最近は力任せに背中を持って投げる様な柔道が多い、勝つ為に時には必要であるかもしれないが、昔の様な柔道を見たいものだとのことでした。また本年、講道館の寒稽古の三日後にご逝去された、松村九段の昨年と今年の二回の寒稽古でご指導頂いたことは全てノートに記載していますが、その中で最も大事なこととは、寝技で亀になることは死ぬことであるとのこと。相手に背中を向けたら相手の武器で刺されると思えとのこと。従って、寝技では常に相手と正対し足と手で相手をコントロールしなさいとのことでした。講道館にて九十歳を過ぎる二人の素晴らしい先生にご指導頂いたことは私の一生の宝であります。立ち技は足技を中心とし、寝技は常に相手と正対し、足と手を有効に使用し、常に相手をコントロールする柔道を目指すことを誓います。二〇一七年新役員人事会長三橋英夫(新任)副会長内藤純西久保博信吉成隆杜専務理事浅田三男(新任)事務局長森本薫事務局次長玉田誠田倉幸夫【会計担当】原優幹事石井成明役田英穂新役員よりのご挨拶日本マスターズ柔道協会専務理事浅田三男(神奈川)この度、専務理事になりました浅田三男です。よろしくお願いします。第一回開催の静岡県浜北市の二百名から、現在では七百名を超す国内外の柔道愛好者が参加する日本マスターズ柔道大会を立上げられた先輩の方々の熱意と努力に敬意を払います。三橋新会長のもと事務局と一緒に、微力ではありますが、日本マスターズ柔道協会運営のお手伝いが出来ることを光栄に思っております。私が、初めて大会に参加したのは第五回秋田大会からでした。所属している丸の内柔道倶楽部の皆さんがすでに活躍されており、是非参加したらと勧められたのがきっかけでした。最初の印象は、柔道を愛する中高年者がこんなに多くいるのかと驚き、その強さに再度驚いたことを記憶しております。マスターズ大会は、隔年で各都道府県持ち回りの開催となっておりますので、各地の名所旧跡を訪れるのを楽しみにしています。また、全国の皆さんと年一度元気な姿を確認し合い、更なる懇親を深めることも大会参加の目的としております。私を初め、生涯柔道を目指す多くの柔道マンが、日々健康で日本マスターズ柔道大会に出来るだけ長く参加できたらと願っています。