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概要

masters2017

会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日45追録米国にて、かく戦えり神奈川県井田幹夫一昨年のスペイン大会の惨敗を踏まえ、今回一階級下のM9・60kgでの参加を決め、一月ごろから減量を始めた。十一月の世界大会までに約6kg減量できれば、と思っていたが、六月の日本でのベテランズ大会には66kgでの参加、また団体戦に出場するので、いっきに減量というわけにはいかない。そこのところを考え2kg減、64kgを理想的な体重とした。世界大会までには五ヶ月間の余裕があるので、4kgの減量はなんとか可能であろうと思ったからである。幸運にも日本の大会では、実に個人戦出場から九年目にして、金メダルを得ることができた。この勢いを持って米国にいざゆかん!!の心意気で世界大会にチャレンジすることになった。減量も順調にいき、60kgに押さえることができた。大会当日の事前の計量では、0.25kgオーバー、ホテル前の海岸でランニング等を行って、公式の計量で59.85kgで無事にクリアーとなった。計量後仲間との昼食には分厚いステーキをほっとしつつ、たらふく食べた。ところが翌日の試合会場にはM60kgの対戦表が、どこにも見あたらない。あれっと思ってよく捜すと、66kgに自分の名がエントリーされていた。事前の参加者名簿で60kgは私だけらしいとの情報があったので、どこかに統合されるであろうと覚悟していたが、まさかせっかく、減量したのに、以前の66kgに統合され、五名総当たり戦ということになって、落胆するばかり。この一年間の減量はいったい何だったんだろうか、憤懣やるかたない気持ちでいっぱいになった。だが賽は投げられたのだ。あとは自分の技量と憤懣の気持ちをぶつけるだけだ。そのおかげだろうか、なんとか銀メダルを獲得できた。試合後には「終わり良ければ、総て良し」の気持に切り替えようと、次第に心の余裕が湧いてきた。とは言え次回のイタリア大会を前にして、もう減量をやめようという気持ちはまだない。また懲りずにやるだろうとする自分に唖然とする今日である。㈱豆蔵・豆蔵柔道に感謝第八回世界ベテランズ柔道大会東京都佐藤英則幼少期、畑の中の六畳一間の小屋で生まれ育った私が、柔道と出会い、世界の大舞台でMrANDREVAN ZYLと会った柔道に感謝。多くの人達から支援を頂き高校までを卒業。大学入学前の春は新横浜へ2ケ月出稼ぎ経験。そんな私の人生の節目節目に、何時も「柔道」があり、柔道を通じて「人」との出会いに感謝。人生観を豊かにライフスタイルを満喫。感謝1健康な体に・両親に感謝。感謝2高校時代の恩師、外部指導の故阿部久嘉先生(天理OB)に感謝、白帯から育てて頂き、天理大学から柔道推薦入学の承諾。承諾を頂きながら家庭の事情で断念。、大舞台への導きに感謝。十数年前、癌で他界する直前には、私の住む仙台の病院で終えたいと転院。※奥様から聞き、感無量。また、「肩車の神田」と言われた故神田久太郎先生(九段)から三道会館で指導を受け、もっと真面目に稽古すればと、反省と指導に感謝。感謝3学生生活後半、授業料延滞・返済で昼夜働き、同級生に迷惑かけお詫びと感謝、温かく見守って頂いた宮本理吉師範に感謝。学生時代から現在も親交続く、先輩方々のご指導に感謝。感謝4就職勤務地の仙台・郡山市の柔道会、現在住の練馬区柔道会と講道館稽古の先生方との出会いによる柔道継続の導き。転勤先である東京、練馬区の総合体育館柔道場の「サンデー柔道」と出会わなければ、三十年ぶりの柔道再開も、マスターズ柔道出場・世界大会出場もありません。感謝5そして「柔道の対戦」で出会った、㈱豆蔵HD荻原社長、荻原社長の勧めで豆蔵柔道クラブへ師範として招かれ、少年育成。私だけではありませんが、多くの柔道家は柔道を通し、人と出会い・交流の中から人間形成が育まれ、一社会人としても成長。仕事の成果にも繋がるものと思います。荻原社長から日本マスターズ柔道東京大会連覇のお祝いとして、米国フロリダ州での世界ベテランズ柔道大会への出場。(渡米費用・柔道着提供等を頂きました。)大会結果は、一回戦(フランス)の試合開始早々に相手のズボンを掴んでしまい反則負け。今年のマスターズ東京大会を優勝・連覇、そして全国高段者・都高段者大会もすべて一本勝ち