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概要

masters2017

会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日37第八回ベテランズ国際大会参戦記第八回世界ベテランズ国際柔道大会に参戦日本マスターズ柔道協会副会長内藤純(栃木県)第八回世界ベテランズ国際柔道大会がアメリカ・フォートローダーデール(フロリダ)で開催され、日本マスターズ協会から私他十三名の選手と応援団三名、JTBより水野さん、総勢十七名が、平成二十八年十一月十六日に成田に集合した。十一時三十分、ダラスへ向け出発。現地時間七時五十五分頃、ダラスに到着した。その後、飛行場の混雑や色々なトラブルにより、予定の乗り継ぎ飛行機に乗れず、夕方の便にて、フォートローダーデールに到着、ホテルへ向かった。十一月十七日(木)、受付計量のため、会場へ行くが、いつものことで、大変時間がかかり、十七日は受付計量で終わってしまった。十八日(金)は、M6よりM11の試合が行われた。成績は、相手に恵まれた人、また相手に恵まれなかった人と様々でした。次の日より、第二の目的である観光を行い、マイアミ市内、キーウエスト、セブンマイルブリッジ、エバーグレース国立公園などを見学。十一月二十三日、参加者全員が成田に戻ることが出来た。楽しい八日間であった。旅行中は色々なことがありましたが、皆さんの的確な判断とご協力により、私も無事役目を果たすことができ、大変感謝しております。来年は、イタリアでの大会です。大勢の方々と一緒に参加出来ればと願っております。参加選手M11・60kg岡田庫二郎杉原尚M10・60kg鬼柳一宇中島忠M10・73kg内藤純M9・60kg井田幹夫M9・73kg五十嵐徳英西久保博信M8・73kg片桐清司久宮登三夫M8・81kg上木保男M6・81kg佐藤英則M3・66kg中山幸久応援団鬼柳繁子内藤和子中谷早織個人参加大塚夫妻加藤夫妻世界ベテランズ柔道大会に参加して千葉県五十嵐徳英昨年(二〇一六年)は、日本マスターズ柔道協会の「世界ベテランズ柔道大会参加ツアー」に加えて頂き、初めてIJFの世界ベテランズ柔道大会に出場しました。世界大会にはIJF大会となる前の世界マスターズ柔道大会の日本開催(二〇〇三年/講道館)の際に参加しましたので、世界大会としては二回目になります。昨年の日本マスターズ柔道大会では、M9・73kg以下級で優勝しましたので、世界大会でも是非とも優勝したいとの気持ちで参加しました。ところが、緒戦で試合に敗れ(優勢負け/相手が有効1、指導2に対しこちらは指導2)、このままでは日本に帰れないと青くなりましたが、自分に勝った相手が決勝まで上がった(最終的に優勝)ため、敗者復活の権利を得て、その後の二戦に勝つことが出来、まさに薄氷を踏む状況での銅メダル獲得でした。今回参加して、日本での大会の運営等の素晴らしさを改めて実感じました。と云うのは、大会参加に際し、大会運営当局から、選手にプログラムやパンフレットなどの資料は一切配布されず、試合の直前になって(時には試合中に)、自分がどこの国の誰と対戦するのかを、壁に貼られたA4サイズの組合せ表や試合場に掲げられた電光掲示版に表示されるといった有様でした。他には一切の情報が無く、インターネットのホームページから情報を覗くしかない状態でした。従って、帰国後、家族含めた知人に、試合の関係資料を見せ説明しようにも何もなく、メダルのみが参加した唯一のエビデンスと云う状態でした。思い返してみると、日本で世界大会が開催された時には、立派なパンフレット(単に柔道関係者のみでなく、政府関係者のコメントまで載っていた)が配布され、今もその試合のことを振り返ることが出来ることを考えると格段の違いを感じました。また、前日の計量、登録の際にも、三時間並んで待たされる状態で、世界の先端を走るアメリカでこの手際はなにごとかと憤りを覚えるほどでした。聞けば、他の国では更に酷い例があり、今回の三時間待ちは良い方と伺い、つくづく日本の素晴らしさを思い知らされました。このツアーで、試合の後にマイアミ、キーウエスト、エバーグレイスの観光をしましたが、現地に行き現物を目にすることが、必要であることを改めて感じました。アメリカのフロリダと云えば、フロリダ半島の全体が人の多くいる市街地的なところかと思っていましたが、人がいるところは東海岸のみで、他は大自然がそのまま残してあり、エバーグレイスでは、ツアーで見学している間に、ワニ(アリゲーター)を十頭以上目撃し