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概要

masters2017

会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日31二〇一四年には団体戦の六十歳代の副将と個人戦には始めて六十五歳~六十九歳のM8のカテゴリーでエントリーし、初優勝「金メダル」を頂きました。次の二〇一五年は第十二回日本マスターズ柔道大会が佐賀県嬉野市の体育館で開催され、個人戦で「2連覇」し、二〇一六年には講道館で実施する為、団体戦・個人戦・「形の部」でも「古式の形」を演武し、三種目に出場しました。個人戦は優勝し「三連覇」することが出来ました。今度は是非団体戦で優勝を目標に頑張っていきたいと思っております。私は、柔道を始めて大きな怪我もなく、柔道を続けて全国高段者柔道大会にも三十五回出場し、多くの人とのふれあいが出来ました。そして、マスターズ柔道大会は多くの選手が参加し、また、外国選手も参加され、刺激を受け興味を感じる様になりました。その為に生涯体育の一つとして現役柔道を目指して、身体の続く限り日々研鑽を重ね、現在は筑波大学に行って柔道練習をやったり、全日本強化選手の練習会にも参加をし、あらためて関係者の先生方に感謝をし、自分なりに精進して頑張って行きたいと思います。これからは、微力ではありますが日本マスターズ柔道協会の発展に努力したいと思っておりますので、ご指導・ご鞭撻の程、宜しくお願いいたします。有難うございました。リオ五輪銅メダリスト永瀬選手と教官室にて三階級制覇+α(アルファ)を目指して大阪府今嶋禄郎大阪府の今嶋と申します。私は、マスターズ大会において、過去三度優勝しております。二〇一二年の山口大会の優勝は、私にとって、七年ぶり三度目の優勝でした。実は、これがただの優勝ではありませんでした。第一回の静岡大会で66キロ級、第二回の埼玉大会で73キロ級、そして同年の60キロ級。三階級制覇を達成したのです。今ではすっかり60キロ級に定着しているだけに、一度だけ73キロ級に出場した時に優勝したのが大きかったです。しかし、優勝したのはその三階級制覇の三度だけ、同一階級で複数回優勝したことがありません。次回は60キロ級二個目の金メダルを狙います。三階級制覇+αを取ります。そして、二〇二一年には、ワールドマスターズゲーム、すなわちマスターズ世代にとってのオリンピックが鳥取県米子市で開催されます。世界の強豪たちの多数の参加が予想されます。この大会で、世界一を取ります。勝負もさることながら、やはり海外の選手たちとの国際交流も私にとって重要です。二〇一〇年の新潟大会では、アルゼンチンのピカテ選手と、私にとって初の国際試合となる、M66kg級の決勝戦を戦いました。二〇一二年三階級制覇を達成した山口大会の後は、韓国・ソウルに旅行し、新潟大会で知り合った、チョイ・ビョングウォンさんにソウルを案内して頂きました。そして、前回の原稿にも書かせて頂きましたが、二〇一五年の嬉野大会の直後は、スウェーデンの選手たちと、我々の道場で合同練習もしました。もちろん国内の先生方と毎年お会いするのが一番の楽しみです。常連の先生方とは、毎年お会い出来るのを楽しみにしております。新たな先生方との出会いも意義があります。私はマスターズに参加するまで、出身地:九州、現居住地:大阪以外の方と対戦したことがありませんでした。日頃接点のない他の都道府県の先生方、そしてマスターズに参加するまで全く縁のなかった国際交流を楽しみに、毎年マスターズ大会に参加しています第十三回日本マスターズ柔道東京大会に出場して東京都小室宏二私が初めて出場したのは二〇一〇年の世界マスターズでした。この頃は世界形選手権大会と共催しており「形のついで」と軽い気持ちで出場しました。当時は「下半身へのダイレクト攻撃が禁止」された直後であり、海外のマスターズ選手は新ルールへの対応が整っていない状況でした。そのお陰で四試合をなんとか勝ち抜き、優勝することができました。しかしあまりのレベルの高さに「これで当分は勝ち逃げしよう」と思ったのも事実です。それから数年経ち、興味は持っていたものの出場への機会を逸していたところ、教え子から「先生と一緒に試合に出たい」と誘いがあり、今回の出場を決心しました。(M2・73kg級)さて普段の私はというと、いわゆる進学校の体育教師として主に柔道を指導しています。柔道部は白帯が中心に六名ほど、廃部の危機はなんとか脱しましたが、柔道界の最底辺をしっかり支える存在として細々と活動しています。当然、生徒との稽古では汗すらかかないこともあり、強化というよりは「太りすぎないこと」を目的として、ほぼ毎朝7~9kmのジョギングをしています。また指導の傍ら淑徳大学女子柔道部、ブラジリアン柔術ジム、千代田区スポーツセンターでそれぞれ週一回程度、稽古しています。多くのマスターズ選手が、仕事や家庭と両立する中でいかに稽古に時間を割き、そして試合までに