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概要

masters2017

会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日23歌山大会では、どんな出会いがあるのか、今から楽しみです。怪我をせずに大会を楽しめるよう、雪かき、屋根の雪下ろしという名の稽古をして春を待ちます。柔錬会で揃えたTシャツの胸には『和』と『NO JUDONO LIFE』(柔道無くして我が人生無し)の文字が入っています。これからも、大会を通じて出会えた皆さんとの和を大事に、そして家族、仲間を大切に、生涯柔道を続けていけたらと願っています。柔道形競技との出会い大阪府入江浩正現在、私は柔道整復師を養成する専門学校で教員を務め、柔道実技の授業を担当しております。柔道整復師とは接骨院等の先生となれる国家資格です。柔道を通して身についた力学的な技術や知識、感覚を応用して、骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷などの急性外傷に対して治療を行うものです。また、当然のことながら柔道精神や礼法を学ぶことで、医療人としての資質形成にも役立っております。このことからも資格を取るためには、必ず柔道をしなければなりません。しかし、近年は柔道経験者の入学が少なくクラスの九割は未経験者の為、初心者を対象に柔道実技の授業を行っている状況です。その為、初心者にもわかりやすく技の理合いや原理を理解して技術を身に付けてもらう為に、受身の指導が終わった頃から投の形を指導しています。投の形は、ご存知の通り初・弐段への昇段の際に必要な形です。以前は、自分が形をするときはあまり細かいところまで気にしていなかったのですが、いざ指導をしていくと自分が行っていた技の動きには理合いがなく、自分の技について多くの疑問を感じてきました。そこで、「自分が本物を知らなければ指導できるはずがない」と、改めて形の勉強を始め、それと同時に自分の技が正しく理解・表現できているのかを判断するために、柔道形競技に参加することを決めたのです。ここが、私の柔道形競技に参加することを決めた原点です。それから約一年間、柔整の学生時代の恩師である「上瀧亨先生」に御指導を仰ぎながら形の相方をお願いし、競技会に臨みました。結果は、全日本柔道形競技大会の近畿予選では散々な結果でした。しかし、その後も上瀧先生から根気よく御指導をいただき、そのうえ「マスターズに出てみないか」と誘っていただいたおかげで、第八回日本マスターズ千葉大会において投の形で優勝することができました。それから六年間、形の種類は変わりましたがマスターズ大会に参加させて頂きながら、全日本柔道形競技大会にも二回出場(固の形)させていただき、現在に至っております。これからも、学生への柔道形の指導と同時に、柔道形の必要性認知と普及・発展のために、微力ながら努めていきたいと思っております。次の大会では、より多くの方が形競技へ参加していただくことと、一人でも多くの方が形の持つ魅力に気づいていただけることを願っております。マスターズ柔道と私東京都小野三典右から二番目が筆者日本マスターズ柔道協会創立十五周年おめでとうございます。東京ガス柔道部の小野でございます。私とマスターズとの関わりは二〇一一年に千葉県勝浦市で開催された第八回日本マスターズ柔道大会から始まり、六年間続いております。そのきっかけになったのは同じエネルギーカンパニーである大阪ガス柔道部からの誘いを頂いてのことで、大阪ガス柔道部には大変感謝しております。自分の実力も知らずに、まあ何とか戦えるだろうと安易な気持ちで参加を決めてしまったのが第八回勝浦大会。ところが試合をしてみると、相手は、流石に優勝を目指し常に練習を重ねている選手とあって、若さとパワーが予想を超えていた。また警察官、自衛官、刑務官、柔道教員、実業団の選手や世界選手権出場者などの強豪が出ていると聞いて更に驚いた。私の成績は二〇一一年第八回千葉M6無差別級の出場から第十三回M7・73kg級の出場まで六回参加。銅メダル2個、銀メダル1個を獲得出来たが、常に上位に進出する強豪選手との実力の差を感じた。私が金メダルをとるのは夢のような話であるがその夢に向かってこれからも前進したい。団体戦では第八回千葉「日本マスターズ柔道大会」に大阪ガス主導のもとで「東京ガス・大阪ガス」の合同チームを組み、初めて参加し銅メダル。その後、二〇一四年から合同チームのほか「東ガス・大ガス・東電・関電」のエネルギーチームとしても参戦し二〇一六年は二回戦敗退の結果で終わった。この団体戦においても個人戦と同様強豪選手