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概要

masters2017

22会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日のである。以来、埼玉大会、兵庫大会、千葉大会、講道館大会などに出場してきたが、その間、埼玉大会では開催県として大会と懇親会を運営し、佐賀大会では全柔連の立場から大会運営をお手伝いさせていただいた。マスターズ柔道を通じて広がった人とのネットワークは、四月の全国高段者大会でのものとともに私の大きな財産となっている。また、二○一一年の千葉大会の際に、勝浦の日本武道県研修センターで同部屋になった大先輩から、マスターズ柔道参加の条件についてお聞きした。それは、○健康であること○試合に出る気概・気力があること○試合に出るだけの練習をしていること○家族の理解があること○職場の理解があること○経済的に余裕があること私はこれを聞いて、あらためてこの六条件がそろわないとマスターズ柔道には出場できないことを再認識させられ、出場できる喜びを感じた。この先、年齢を重ねていけば、いつかはこの六条件が満たされない時がくるだろう。それまでは、大先輩方を見習って節制と稽古に励み、一日でも長く、柔道衣で畳に上がっていたいと思う。日本体育大学の山本洋祐先生も、こう言っている。「目標無くして努力なし。努力無くして成果なし」私が柔道衣に着替えて練習する際の大きなモチベーションとなっているマスターズ柔道と全国高段者大会にあらためて感謝しながら、今日も練習を頑張ろうと思う。「第十三回、東京(講道館)大会・マスターズ柔道大会」兵庫県大矢八平マスターズ柔道大会は、浜北市総合体育館で第一回目が行われたのを皮切りに、埼玉・岡山・兵庫・秋田・大分・長岡・日本武道館・山口・周南・嬉野、そして講道館で三回、連続十三回参加させて頂き、それぞれに思い出がありますが、今年程思い出深い年はありませんでした。五月頃から左腕が肩よりうえに上がらなくなり、試合の日は刻々と近づいてきますが、左腕は一向に良くなりません。このまま戦えば、団体戦はチームプレーなので、自分が負ければチームに迷惑がかかります。悩みました。そこで柔錬会監督の中村古先生に相談をしましたが、すでに申し込んでいるので変更出来ないと言われ、それならば、なるべく左腕に負担を掛けない方法が無いものかと色々考えてみたのですが、中々良い考えが浮かびませんでした。時間も無いし出来るだけ左腕に負担を掛けないように戦うしかありません。その結果、無事四試合が終わり、遂に決勝まで進む事が出来、準優勝を頂く事が出来ました。無事試合が終わり、ホッとしました。また個人戦も決勝まで進み、優勝出来、この大会で私の運を使いはたしてしまいました。このような経験は、二度と無いと思います。これを機会に、もっともっと精進して柔錬会の皆さんの足を引っ張らないようにしたいと思います。七十歳になったばかりの私ですが、身体が続く限り、柔道の練習を続けて行きます。最後になりましたが、マスターズ柔道協会の皆様、大会の準備等で、色々とお世話になり、ありがとうございました。これからも、マスターズ柔道協会の益々のご発展をお祈りいたします。出会いに感謝を秋田県小坂重人私は、マスターズ柔道大会には兵庫県の先生たちが中心となっている『柔錬会』チームから出場しています。団体戦は、地元開催の秋田大会で出場し、その後、新潟大会、千葉大会には個人戦のみのエントリーでしたが、千葉大会で個人戦無差別級終了後に、「欠員が生じたチームから団体戦出ない?」と大会を通じて友人となり、個人戦で対戦した福岡県の原口正秀選手と檜山尚浩選手が声をかけてくれました。誘ってもらえた事が嬉しく出場を決め、監督の中村古先生にご挨拶すると、「勝ち負けに拘らんと、楽しんだらええんや。」とのお言葉を戴き、楽な気持ちで団体戦に出場しました。大会終了後には中村先生から「来年も一緒に出よう。」と誘って戴き、翌年の山口大会からは柔錬会のゼッケンを背負い出場し、第十三回大会では、団体戦準優勝することが出来ました。個人戦は、年齢、体重別なので試合をする毎に同年代の人たちとの交流が広がります。必ず勝敗を決する僅差判定なので勝ち負けはありますが、同年代との真剣勝負、試合終了後の達成感は何ものにも代え難いものです。柔道の稽古は一人でも出来ますが、試合は相手がいなければ当然出来ません。試合が出来る喜びと、対戦相手に感謝を忘れずにこれからも気力、体力の続く限り大会出場を継続していきたいと思っています。次回の和