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概要

masters2017

2会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日台骨を支えていただきました。改めて感謝申し上げます。新事務局も、大会の事前準備・申込み受付・関係団体への根回し、広告取り・プログラム作成をはじめ傷害保険契約等大変に幅広い業務を円滑適正に処理してきました。また、役員の新陳代謝と活性化策として、八十歳定年制を導入しました。すなわち、会長、副会長、専務理事、事務局長、同次長、代表理事、常任理事及び理事職については、八十歳で後進に道を譲ることにしました。(2)広報委員会の設置昨年、会報やHPを含む広報活動を強化するため「広報委員会」を設置しました。西久保副会長を委員長として、吉成副委員長以下五人の委員で会報及び記念誌の発行、HPの充実、柔道関係誌への記事掲載などを担って活躍しています。(3)二金会の活動状況毎月第二金曜日に講道館の大道場を借りて形や乱取の稽古会をしている。参加者は毎回三十人前後、外国人とも合同稽古を行い、国際交流を図っている。最近は、若い人の参加も見られ、HPを見て京都から来たと言う人も加わって盛況となっている。(4)二〇一六年日本ベテランズ国際柔道大会(第十三回日本マスターズ柔道大会)六月十八日(土)、十九日(日)の二日間、講道館に於いて外国人二十八人を含む男女約六百七十人の選手により試合(個人・団体)及び形競技が行われ、熱戦が繰り広げられました。開会式では、IJFからボンダ―・ベテランズ委員会委員長、全柔連松井大会副委員長、清家会長の挨拶がありました。今大会の選手宣誓は、愛知県の水野博介氏と加古若子さんで初の男女ペアによる力強い宣誓が行われました。選手の出場申込受付業務、登録費等の受理、プログラム作成等の事前準備の多くを当協会が担当し、審判員・審査員の手配、競技運営等は、全柔連が担当しました。○本大会の特徴・注目点ア、大会の申込み期限大会が初めて六月という早期開催になったことから、当初、大会出場必須要件の全柔連登録が間に合わない事態が予測されましたが、登録担当者と緊密な連絡をとり、手間はかかりましたが、ほぼ円滑に乗り切ることができました。また、従来、期限ギリギリという大会申込も散見されたが、国際試合で導入している申込期限の二段階制を導入しました。すなわち、申込期限を一次、二次にわけ、二次については、申込金(協会登録費)を二倍にしたことにより早期申込を促すことができました。イ、大会初参加者大会初参加者が百七十三人、全体六百七十人の26%を占め、前回の佐賀大会に引き続き新しい参加者が増加した。また、講道館開催のため関東地方からの参加者が三百十七人、47%と約半数を占めた。開催地周辺の参加者が増えるのは、従来からの傾向であり、やはり隔年で東京と地方都市での開催が望まれる。ウ、高齢者の出場個人戦に出場した七十代は六十四人、八十代は十人と年々高齢者の出場が増えている。特に、古式の形競技には、大矢秀昭氏(八七)と竹安晃照氏(八四)が出場し、古武士を彷彿させる味のある演技を見せ、万雷の拍手を浴びると共に、若い選手にやる気と勇気を与えていた。エ、団体戦男子団体戦は、三十代から七十代までの五人の選手でチームを構成し、トーナメントで優勝を争う。ニュージーランドからの二チームを加えて四十チームが、女子団体は三チームが参加し、それぞれ郷土の応援を背に、体重無差別の激しい戦いを繰り広げた結果、男子は、大型強豪選手を揃えた「愛知県チーム」が順当に勝ち上がり、優勝を果たした。女子は、実力者を揃えた「鹿児島チーム」が優勝した。オ、当協会主催の懇親会恒例となっている大会初日夜、懇親会が学士会館で開催され、役員・選手等約百六十人が参加し、柔道談義に花を咲かせました。酒が進むにつれ歌や日本舞踊、詩吟等が披露され、外国人を含む参加者一同、戦を忘れて国際交流・柔道交流の宴を楽しみました。最後に、坂東峰二三さん振り付けによる東京五輪音頭の曲に乗せた「日本マスターズ柔道踊り」を参加者が舞い、集合写真を撮って、翌日の個人戦の健闘と来年の再会を約してお開きとなりました。(5)第八回世界ベテランズ国際柔道大会十一月十八日~二十一日の間、米国フロリダ州フォートローダーディルで開催されたIJF主催の「第八回世界ベテランズ国際柔道大会」にツアーを組んで十三人が参加した。長い旅行時間そして減量と戦いながら金2、銀3、銅2個のメダル獲得という素晴らしい成績を残して帰国した。ただ、M11(八十歳~)以上の試合は行われず「特別功労賞」が授与された。(6)全国柔道高段者大会と総会四月二十八日講道館で開催された全国柔道高段者大会には、全国から多くの会員が出場し、それぞれが日頃鍛えた生涯柔道の成果を如何なく発揮して戦いに挑んでいる。大会後、学士会館において、多数の会員を集めて当協会の総会が開催され、二十七年度の決算、二十八年度の事業計画・予算等が代表理事会の決定事項として報告された。総会の後は、全国の会員と親睦と交流を図った。(7)夏季柔道研修会(勝浦合宿)八月二十七日、二十八日の二日間、二年振りに日本武道館研修センター(千葉県勝浦)で夏季柔道研修会が開催された。四十~七十歳のベテラン勢に交じって、小・中学生達も加わり、受身・打込み・寝技・乱取等に滝のような汗を流した。夕食は、屋外でバーべキュウ。福島県や兵庫県から駆けつけた