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概要

masters2017

会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日中高年者が転倒したとき頭部を守る勉強会茅ヶ崎柔道協会清水勝彦<勉強会を開催するまでの流れ>1.最初に思い付いたこと現在の柔道指導者は、有段者でも稽古中に事故が起きても蘇生法を知る人がとても少なく他人任せの風潮にあり、試合中に事故が発生しても審判員は処置が出来なく、急務係りのドクターが処置をしなければならない。3段、4段の指導者に聞いてみたが、試合中や練習中に絞められ気を失ったときどう処置するのかと尋ねたらホッペタを叩いて蘇生さすと答えた。柔道も国際化したためか日本古来の蘇生法である活法はどこかに消えたのであろうかいささか心配です。私は地方にいる6段の後輩に電話で活法の話をしたとき、活法って何だと聞いて来た。活を入れる事は認識していたと思うが活法と言う文字が理解出来なかったのかも知れない。そんな事を疑問に思いながら柔道を志す仲間と整復師の先輩達にも参加して頂き活法と緊急時の処置についての勉強会の開催を企画して茅ヶ崎市の広報で呼びかける事を考えて市のスポーツ課に相談した。2.勉強会の見直し市からは内容が専門過ぎて柔道協会の宣伝に過ぎない。一般市民と一緒に行う勉強会でなければ広報での呼びかけは出来ないと言う見解が示された。そこで一般市民の役に立ち一緒に勉強する勉強会について考えた。柔道には投げられても怪我をせず、事故にあっても身を守る受け身、頭を打たない護身、そして寝技のトレーニングがある。これらを分析、工夫して中高年が転倒したとき頭部を守る勉強会にすることにした。2、自転車で転倒したとき怪我をしない転倒方法。3、車の追突による頭部強打の防止方法。4、階段を踏み外しても頭部の強打を防ぐ方法。5、階段から後転しても後頭部を打たない方法。6、柔道整復師担当員による骨折による応急処置について。7、消防隊担当者による救急処置について。5.第3回勉強会について日本マスターズ柔道協会が行っている国際ベテランズ大会は、30歳以上~後期高齢者まで参加出来る最も健康な人達の集まる競技大会です。その健康な柔道家の集まりでも中高年になると筋力の衰えは免れません。まして首・腰・膝など筋力など鍛えていない普通の中高年齢者になるとバランス機能の低下や下半身の衰えが重なり、少しの衝撃を受けただけでも転倒し顔面や頭部を打って、それが大怪我になるケースが多く、命取りになり兼ねない場合もあります。怪我を防止する上で転倒しないことが一番に大切なことは言うまでもありませんが、普通の中高年齢者が転倒しないための平行感覚を養い筋力を体に蓄えるまでには時間がかかります。本勉強会の真の目的は、柔道のいろんな筋力運動や受け身を応用して、いかに無理なく一般の中高年齢者の体力アップに役立てるか、平行し、不幸にも事故に遭遇した場合は、自分の身を最大限に守り、怪我を最小に食い止める為の「より効果ある転び方」につき日夜、工夫・研究を重ねています。今後もこの勉強会を続けることで地域社会への恩返しとなり、その結果が柔道底辺の拡大に繋がって行くことを切に願っています。日本マスターズ柔道協会の諸先輩方々の貴重なご経験やご高説を伝授頂ければ真に幸です。3.第1回勉強会1.期日平成28年5月22日2.場所茅ヶ崎総合体育館3.参加者市民、指導者を合わせて26名4.内容1.高校柔道部員の受け身の見本演技2.頭を守るための首筋力運動3.足首、膝、股関節の下半身運動4.膝を抱えて体を丸めた後回転第3回の勉強会は平成29年1月末頃に行う予定で進めております。4.第2回勉強会1.期日平成28年9月11日2.場所茅ヶ崎市総合体育館3.参加者市民、指導者合わせ54名4.共催茅ヶ崎市役所スポーツ健康課茅ヶ崎柔道協会5.協力日本マスターズ柔道協会小出ボランテアセンター茅ヶ崎高等学校日本マスターズ柔道協会、三橋専務理事のご挨拶を頂きました。6.内容1、中高年者が人と人のとの接触で怪我をしない転倒方法。16