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概要

masters2017

会報<日本マスターズ柔道>2017年1月31日15ることを辞めようかと思っていたところ、平成二十一年に西日本実業団柔道連盟より近隣国の柔道普及拡大を目的とするラオス柔道指導派遣メンバーとして参加させていただくこととなりました。ラオスの方々は、雨が降ると雨漏りがするような道場で、練習するには十分な環境では無いのに関わらず一生懸命練習をしておりました。日本からの指導者から学ぼうとする姿勢など、ラオスの方々に教わったことのほうが多かったような気がします。ラオスでの柔道指導を終え、柔道に携わることを辞めるという選択肢が自分の中で無くなり、可能な限り柔道を続け、柔道に恩返しをしようと決めました。マスターズ柔道大会は、その中でも目標をもって自分自身が勝敗にこだわり挑める大会であり、また、勝敗に関係なく柔道を通じた交流なども行えるすばらしい大会であると思います。私はこの先、歳をとって試合に勝てなくても試合に出なくても、礼儀や挨拶などをしっかり行える柔道家でありたいと思います。そして、どのような立場であっても柔道に携わり、生涯柔道を自分自身の目標としていきたいと思います。真ん中が筆者マスターズ柔道に出会い生涯現役兵庫県馬場猪虎雄日本ベテランズ国際柔道大会(第十三回日本マスターズ柔道大会)に出場出来たことは、私自身驚くとともに病院の多くの諸先生方に感謝しております。一昨年の七月に心臓の冠動脈に繋がる一本の血管が詰まり、不安定狭心症と診断された。手術後徐々に体力を回復し、柔道が出来る喜びを実感したのが、去年の春頃からでした。実業団柔道の現役を二十四歳で引退後、しばらく柔道から離れ、その後幾度か仕事の関係で長期に柔道から離れていった時期があり、柔道をすっかり忘れていました。会社を定年退職(六十才)した直後に、池田正男先生からお誘いしていただき柔道着を再度着るチャンスが訪れました。マスターズ柔道大会は大分大会に初参加しました。中本啓二先生、池田正男先生にお誘いされてご一緒に出場したが、試合をするのが久し振りで試合の結果をほろ苦く思い出します。その後柔錬会の中村古先生、大矢八平先生、山本昭先生をはじめ多くの諸先生や、地元の岡田庫二郎先生、美濃岡清三郎先生、更に大会で戦った久保雅昭先生、坂東正邦先生、佐々木安廣先生そして清家春夫会長や、全国の諸先生方とお知り合う事が出来ました。初めてお会いしたにも拘らず、旧知のごとく暖かくお仲間に迎い入れていただき本当に嬉しく感激しました。これがマスターズ仲間かと感心した次第です。現在は諸先生方とマスターズ柔道大会や全国高段者大会で再会する事を楽しみにして両大会に参加しています。この年齢(六十九才)まで柔道が出来る喜びを噛みしめ、健康であるかぎり、生涯柔道現役を目指している今日此の頃です。初心時から現在まで、柔道をご指導してくださった先輩諸先生や、いつも私を励まし、見守り、応援して呉れた両親や妻、子供達、この度の寄稿を機に私の柔道生活を振り返り、指導してくださった恩師や関係する多くの練習仲間にあらためて深く感謝をいたします。マスターズ柔道について福岡県桧山尚浩私が日本マスターズ柔道大会に初めて出場してから十年が経過しました。その間、年齢とともに衰えていく体力、気力をいかに現状維持にするかを考えながら稽古して来ました。あまり無理をせずちょうど良い位の余裕を持つ事が長続きをする秘訣かなと最近体感した次第です。マスターズ大会に出場して先輩方の試合を見学していると柔道に対する熱意に敬服し自分の柔道に対する甘さを痛感しております。これからも生涯柔道を通じてお互いの健康と長寿の交歓、夢と感動の舞台で交流を深め新たな一歩を踏み出したいと思っております。最後になりましたが日本マスターズ柔道協会の益々の発展と会員皆様のご健康とご活躍をお祈り致します。最後になりましたが日本マスターズ柔道協会の益々の発展と会員皆様のご健康とご活躍をお祈り致します。