バリ島仙石インターナショナル柔道ホールについて

元、警視庁柔道師範仙石常雄氏(65)がバリ島で私費を投じて道場を開いたのが今から約3年前、観光地デンパサールから車で1時間の田圃の中に200畳敷きの立派な道場が出来た。
現在約250人の現地若者が無料で稽古に励んでいる。
定年退職してから、柔道を通じて国際交流に貢献したいという氏の夢の実現であった。

このほど(2011年1月)仙石道場はバリ州柔道選考会でチーム総合優勝を果たした。

それだけではなく、今までにも教え子達が全インドネシア柔道大会で優勝したり、メダルを多く獲得している。
氏の面目躍如である。

氏の方針は、技術を教えるだけでなく、挨拶や履物をそろえることから、という。
その通り、子供達は我々が行くと笑顔できちんと挨拶する。
周囲は田圃に囲まれて、これといった娯楽も無く生徒達は喜んで稽古にくる。
皆うれしそうだ。
特に女子が元気である。
大体この国は男より女性のほうが働き者だ。
男達は奥さんに食べさせてもらうのを理想としている。

氏は普段たった一人でここに住み、お手伝いとか昼は人がおおぜい居るが夜は真の闇となる。
朝は鶏の声で目が覚める。 
この鶏達、活発に走り回って道場の屋根までパタパタ飛び上がる。
トカゲや野鳥、野良犬も多い。

バリ島だけでも5,6の柔道クラブがある。
インドネシア人他、フランス人も道場を持っていると言う。
それなりにしっかりした指導者達なら良いのだが、、、
だから氏の道場が抜群の成績を上げていると、他の道場からやっかみの意地悪をされると聞く。

氏は、他に全インドネシア柔道の指導的立場にある。
トップは軍隊と警察だが、国内の大会にいつも呼ばれて忙しくしている。

マスターズの皆さん、機会があったらバリ島の仙石道場を訪問してください。
ホテルからの送迎や、宿泊も可能です。
詳細は奥様が葛飾区で事務局を開いているので、問い合わせてください。

tel; 03-3658-6600
e-mail motoko.senngoku.2216.dion.ne.jp
バリ島 e-mail sengoku6222@yahoo.co.jp

【投稿:勝呂 孝 常務理事】